期限まであと64日!
(1)論文活動、活動なし
(2)英語勉強、活動なし
(3)その他活動サマリー、
ウィスキー蒸留所へ行く
(4)陸トレ、活動なし
(5)感謝、春の日差し
(6)新しい挑戦・昨日からの進化、
熱力学の勉強
(7)ブログ、
今日も帰省中です。心のこもったおもてなしを受け、感謝しきれません。
さて本題です。GW 中の目標の一つにエントロピーについて理解したいという目標を掲げています。自分の仕事というか研究分野は生命科学であり物理化学メインではないのですが、どうしても熱力学というか、統計力学というか、量子力学というか、そのあたりを齧ってみたいと思うようになりました。
「齧って」と表現しましたが、理解して自分の仕事に活かせればいいなというくらいです。その分野でガチで研究をするつもりはなく、教養として知っておきたいというくらいです。自分が研究する分野は「創薬標的分子と医薬品候補化合物の相互作用の生化学的解析」ですが、何故相互作用が起こるのか、その相互作用を強めるには何が必要か、などを定量的に考えるためには結局エネルギー的な考察が必須で、そうなるとエントロピーを始めとした熱力学の議論が必要で、それを本当に理解しようとすると統計力学や量子力学を理解したいと思いだしました。
どなたに伺ったのか忘れてしまったのですが、「シェークスピア(夏目漱石でも三島由紀夫でもいいですが)を読んだことがありますか?」と「熱力学第二法則を説明できますか?」というのは、教養として同じ次元の質問である。その質問の違いは、それぞれが文系にとってと理系にとっての質問であることに過ぎないというものでした。まさに理系の常識?である、この熱力学第二法則はエントロピーが分かっていないと理解できません。
と、ここまで書いて、大学の教養の授業での自分のダメさ加減を反省しています。熱力学の講義をサボりにサボって(確か一限目だったので汗)赤点ギリギリで、かつ統計力学の講義も自分には関係ないって浅はかな判断から当然のように履修せずでした。今から思えばなんと勿体ないことをしたのだろうと思います。確かに(研究者であっても教育者ではない)大学の教官の講義を聞いても・・・という思いも今でもあるのですが、もうちょっと真面目にやっておけばよかったと本当に後悔しています。とはいえ、いま教科書を読みかえしても何となく概要が掴めているのを感じることが出来る点では(試験前の一夜漬けも)ムダではなかったのかもしれません(汗)。
ここでもスティーブ・ジョブズのスタンフォード大の講義が思い出されます。今回の熱力学なんてまさに connecting the dots で、まさか自分の人生で熱力学や統計力学が必要になるなんて思いもしませんでした(その当時は自分が生命科学・製薬産業に関わるなんても思いもしなっかですし)。やはり人生何が起こるか分かりません。いま自分がニーズ1割、興味9割で取り組んでいるこの熱力学・統計力学もいつか本当に役に立つ日が来る?かもしれません。スティーブ・ジョブズのアドバイスの通り、自分が正しいと思ったことを信じて何でも本気になって取り組んでみたいとおもいます。
ということで、この連休中はまぁ欲張らずに、エントロピーを定性的にでも理解して、自分の言葉で説明できるくらいにはなりたいです。あわよくば S=klogW というボルツマンの原理(本当に美しい式ですよね、ボルツマンさんの墓石に刻まれているそうですが)まで理解・導出できればと思っています。。。頑張ります。