さて、本題です。上でも書いたとおり、今日は草取りをしました。実は二年くらい前にも草取りをした時の感想をココに書いています(昔の文章で恥ずかしいですが)。今回は以前とは違う視点でブログネタにしてみたいと思います。
一人のミッションとして草取りを任された前回とは異なり、今回は3人(自分を含む大人2人と小さい子供1人)での作業になりました。自分一人の場合とは違って、考えようによってはチーム戦でした。別に自分がリーダーとだったわけでは無いのですが、そんな視点で草取りプロジェクトに取り組みました。
まず目的をシェアすることと各人のニーズを理解する事の重要性を痛感しました。自分としては景観を良くするための草取りだと思っていたのですが、もう一人の大人の目的はエアコンの室外機に草が入ってしまうことに対する懸念であり、子供は単に大人に混じって遊びたかっただけのようでした。
皆が同じ行動である草取りをしていても、目的が異なっていては完成度や取り組みに差が出てきます。今回であれば、草取りをするのは何故か、どの程度の完成度まで取り組むかを予めシェアしておけばよかったと思います。特に子供に関しては、大人の言うことを聞かずに勝手に行動するので(子供ってそんなのものだと思うのですが笑)、最後の方は自分の言うことを聞かせることに意識が向かっていました。しかしながら、単に大人に混じって遊びたいだけの目的であればもっと自由にやれせてればよかったと思います。
一方で成果イメージの共有に加え、権限と責任の委譲はパートナーが子供であろうとも、しっかりとやっておくべきだと思います。成果イメージ(家の周りが綺麗になり、室外機のリスクが下がる)を共有することで、自分の仕事・役割に対して意義を感じることが出来ると思います。単に草を抜くことを目的として掲げてしまうと、それ自体に面白みを感じることができなければ、メンバーのモチベーションを保ち続けることが出来ないでしょうし、彼らも楽しくはないはずです。加えて適切なジョブサイズの仕事を任せ、(やり方は教えるけれども)任せたからには不要な口出しはしないでおくべきだと感じました。
この成果イメージの共有と権限と責任の委譲から「草取りは大切なことだ」と取り組みに意義を感じることができて、自発的に関わりたいという状態を作ることが出来れば、結果的に作業も楽しくなる(そこまではいかなくても納得しないままやらされている感はなくなる)だろうと感じました。
ということで、家の周りは綺麗になり室外機のリスクもなくなったのと思うのでですが、それは自分が単に作業者として一生懸命に草をとった、という点にも依存していると思います。つまりチームの力をうまく引き出して、作業を進めたというような状況ではなかったように思います。実際に各参加者からも、想定を上回る働きをしてもらうことは出来ませんでした。
今回の草取りのようなボランティアな枠組みでは、意義を感じ自発的に取り組むと持ちがなおさらな大切なのかもしれません。しかしながら、同じことは仕事でのプロジェクトでも当てはまると思います。同じ会社とはいえ、みな自分の事を考えがちのメンバーのベクトルをあわせ、彼らの能力やリソースを自分のプロジェクトへ向けてもらい成果を出していかないといけないからです。メンバーの力を合わせることにより、メンバーが単独で仕事を行うよりも大きな成果を出すこととが組織化することの目的でその手段がマネジメントだと思います。それが機能しなかったのは自分の未熟さが原因だと思います。
ってことで、草取りからでもその気になれば何でも学べる(少なくともブログの記事くらいにはなる?)と思いならが活動をしていたのですが、チームをマネジメントする自分の能力の低さを痛感しました。これは課題としてぜひ今後解決に取り組んでいきたいと思います。