柄にも無いことを書きますが、どちらかと言えば勉強は好きなのだと思います(笑)。自分の知らない知識を身につけること、更には新しい知識が別の知識と繋がったりした際には、小さな興奮さえ覚えます。だから自分としては本を読んだり、講習会やセミナーに参加したりすることが好きな方だと思います。
ですが、知識の習得はあくまで何かの目的のための手段に過ぎません。『人生一生勉強』みたいな言葉はありますが、それも勉強を通じて人格を高めていくということの手段であり、勉強自体が目的には多くの場合なりえないのだと思います。(だけど、勉強すること自体がオモシロくてやめられない、とかいう例外もあるのかもしれませんね。)
自分の場合は知識の習得自体よりも、それが学びが使えた時のほうが嬉しい場合が多いです。それが知識が知恵に変わった瞬間といえる場合もあると思います。しかし最近は、学びを実践に使うことが出来たということをあまり感じることが出来ていません。そこにはいくつかの理由が有ります。
まず『how to』系の本を読まなくなったことが一つの理由です。つまり勉強を対象が、より本質というか原理原則に近い抽象度の高いものになりつつあります。そのため成果を得る期間としては中長期的な視点になってきているからすぐには使えない、という仕方のない理由もあります。限られたの時間の中で何に投資をしていくかは自分の今後の未来を作っていくことなので、中長期的な視点を持つこと自体は良いことだと思います。しかし中長期的に考えてズレたことを勉強してたらそれには目も当てられないので、今の投資が本当に必要な学びなのか見返してみたいと思います。見返して未来に繋がると信じれるものであれば、迷うことなく突き進みます。
それに加え、勉強の絶対量が不足しているから成果につながらないんだ、とも感じます。ただ特にこのような時は自分が停滞していると感じている時が多いです。つまり短期的な成果を欲しがっている時です。ですが今必要なのは、短期的なインプットよりも成果へ向けてのアウトプットだと思っています。変に小手先の知識の吸収などによる頑張っている感で自分を誤魔化すことは出来るかもしれませんが本質的な解決にはなりません。こんな時そこ本当に大切なことに地道に取り組み、「急がばまわれ」的に行動して成果につなげていきたいと思います。