今回のセミナーの話題の一つに、「異常値を取りに行くこと」の勧めというか必要性というかについてのお話が有りました。自分としても専門性やスキル部分で異常値を目指したいと思っており、ソコソコとか平均的とかではなく突き抜ける程の差別化できる能力や専門性を目指したいと思っています。
というのは、逆に異常値を取ることでしか他に埋没してしまうのを避ける事はできないからです。特に IT 化、グローバル化により、汎用的なスキル・情報ではますます他に取って代わられることになるでしょう。例えば、アウトソーシング、オフショア(新興国への仕事の移管)、IT 化・自動化など様々な要因により、旧来の知的労働者が担っていた仕事が陳腐化してしまっています。異常値を取りに行くことは知的生産に関わるものとしては必須になるのではないでしょうか。
それでは異常値をとるための方法論としてどのような戦略をとればいいのでしょうか。やり方は確実にマーケットがあると考えるニッチなところまでフィールドを絞り込むこと、同じフィールドであると想定される人たちのやり方や常識とは逆を行くこと、参入障壁を設定できる仕組みをデザインすること、選んだフィールド以外の活動を捨て選んだ活動に注力すること、などが考えられると思います。
確かに、他の人と違う道を選んで注力することは一見リスクに感じられるかもしれません。ですが会社員なので失敗してもある程度は守られていますし、最悪でもクビはないかなと思っています(笑)、まあ大幅な給料の減額くらいは覚悟してもいいかもしれませんが。ですが、行動せずに埋没してしまうリスクの方が問題で、このリスクには殆ど気付くことが出来ないからこそタチが悪いのだと思います。
まあたとえ失敗しても、挑戦しての失敗であれば納得できると思います。振り返って後悔することだけは無いように、異常値を取りに行くことへの挑戦を続けていきたいと思います!