無邪気に挑戦を続ける子供の頃を思い出す #1176

自分はまだまだ未熟者ですが、年齢の上では大人になっています。子供と大人との違いは良くも悪くもたくさんありますが、一般的には大人になると挑戦をしなくなる傾向にあると思います。

その理由は沢山あると思います。大人になるにつれて思慮分別がつくようになれば、子供のように無茶をせず失敗の確率の低い無難な選択肢を選ぶようになるでしょう。この点では子供がチャレンジングというわけではなく単に無知なだけですが、大人の場合は先入観などをはじめとした知識や経験が挑戦の妨げになる面は沢山ありそうです。

さらに子供にとっては出来ないことがあり過ぎて、何かが最初から出来ないことは特別なことではないため、出来ないことが前提になっており一度で上手く行かせないといけないとは思っていないのでしょう。さらに子供はそういった失敗を恥ずかしいとも思っていないように見えます。そのため子供は一度失敗しても諦めることをせずに、できるまであの手この手で達成しようと挑戦します。それは単にこの方法では上手く行かないということを知ったに過ぎないのかもしれません(エジソンみたいに)。

それでは大人はどうかというと、知識がある分だけ危険を感じるとそれには近づかず、変にリスクのみを感じ取るように思います。さらに失敗は恥ずかしいという羞恥心から挑戦を避けるように思います。そして失敗すると周囲から『ほら、やっぱり失敗した、だから挑戦しないほうがい良かったのに』と言われ、自分でもそのように思い込んでしまいます。このようにして、自分は失敗を怖がり、挑戦しないつまらない大人になってしまっているように思います。

こうやって文章にしてみると、大人がやっていることは堅実な分だけ面白みが無い、一方で子供のやっていることは大成功も大失敗もどちらもありそうだと気づきます。大人は放っておけば保守的になってしまうのであれば、挑戦する方に意図して戻していかねばなりません。それには挑戦の数を増やして(練習し)、意識を挑戦するという選択の方に戻していくしかありません。

とは言え、大人になれば守ってくれる親も側にはおらず自己責任で挑戦しなければなりません。また大人の世界ではそれまでのキャリアが台無しになりかねない『一発アウト』的な大失敗も存在ます。そんな中で挑戦し、(負け癖がつかないように)適度に失敗し、それでもまた挑戦を繰り返し、といったサイクルを安心して行える環境が必要だと思います。

自分がランニングをしたり、論文を書いたり、英語の勉強をする中で、今でも自分で目標を立ててムキになって挑戦をしているのは、安心して挑戦して失敗できる環境を準備したいと思っている面もあります。もちろん自分としては失敗するつもりはサラサラありませんが、目標が高過ぎるのでは?、とも感じています(笑)。このように安全な環境で、子供みたいに思いっきり転ぶことを恐れないで、全力で挑戦をしていきたいと思います!


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