新薬の研究開発は患者さんの希望である

ある機会に、たまたま難病の患者さんの声を伺う機会がありました。この病気は最終的には命にかかわる病気ですが、治療が非常に難しい病気で現状は満足な治療法がなく発症をなるべく遅らせる治療しかできていません。その患者さんによると、自分の病気の治療方法が限られており、かつ新しい治療法の開発も簡単でない事は理解されているようでした。実際のところ、新薬の開発にはこれから10年かかるかもしれないし、もしかしたらその患者さんが病気を発症してしまうのに開発が間に合わないかもしれない事も分かっておられるようでした。しかしそれでも、複数の製薬会社が新薬の創出に向けて研究開発を行っているという事実は、患者さんにとって「希望」であると仰っていました。この声に、自分は深く心を動かされました。

考えてみれば、自分も病気になると、それが風邪のような軽い病気でさえ不安になることがあります。それが治療法のない重い病気であれば、なおさら不安に感じることでしょう。自分の病気を治すために(自分の会社も含めて)製薬会社が新薬の研究開発を行ってるということは、患者さんにとっては「自分が世界に忘れられているわけではない」というメッセージになるそうです。このメッセージに対して、患者さんは少しだけ安心し、そして希望を感じられるとのことです。

今、自分は直接この難病のプロジェクトに関与してるわけではありません。しかし自分の仕事は、上記のような難しいプロジェクトに対する投資を生み出すようなプロジェクトだと考えて、「間接的に患者さんの希望を支えているのだ」というように捉えています。と考えると、少しの失敗でへこたれていてはダメですね。ということで、また明日から頑張ってきたいと思います!!


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