英語リスクニングが分からなくなる原因

先日、アメリカ人のリーダーの方のプレゼンを聞く機会がありました。日本人などのノンネイティブを含めた観衆に向けてのプレゼンであるため、比較的ゆっくりと喋ってくれた感はありましたが、内容は大体理解ができました。昔は迷うことなく同時通訳の日本語で聞いていましたが、最近では逆に同時通訳の方がよくわからないと感じることもあり、大体英語のまま聞くようにしています。その方が、本人の言い回しや熱量がそのまま伝わって良いですしね。

このように振り返ってみると、少しは英語のリスニング力は向上しているのかな、とも思える一方で、100%完璧に理解できているわけでは無いことにも気が付きます。当たり前ですが、日本語であれば少なくとも喋っていることは100%完璧に聞き取ることが出来るわけですから、まだまだ英語での理解にはギャップがあります。特に自分が英語でのリスニングについていけなくなる場合の多くは、分からない単語が出てきてしまった時です。

正直、一つの単語や表現が分からないからといってプレゼンテーションの全体が理解できなくなるわけではありません。また分からないことがあれば、確認のために後から聞けばよいだけです。ですが、自分が知らない単語や表現が出てきた時点で、それまで英語を英語のまま理解していた状況が止まってしまうことが問題のように思うのです。そして頭の中に『あれ、この単語の意味はえっと・・・、なんだっけな?』というような日本語の考えが浮かんできて、その瞬間に次の英語のメッセージを聞き逃してしまう、という悪循環が引き起こされているように思います。これがプレゼンに何回かあると、そのたびに理解度が落ちてしまいます。良くないですね。

日本語の話を聞いていて、こんなことは起こりません。普通に話していれば、聞いたことのない単語なんてほとんど出てきませんし、仮にが出てきても語感や前後の文脈などで類推できます。では英語でのリスニングでこの状況を防ぐために必要なことを考えると、(1) 語彙を増やす、(2) 英語のインプットを増やし英語に慣れる、という、極めて当たり前(笑)の解決策が必要になると思っています。(1) そもそも英単語をたくさん覚え、知らない単語が出てこない状況であればよいのですが、それはノンネイティブにはなかなか困難だと思います。ですので、(2) 相手が次の喋っていることを喋っている間に、類推するための脳のメモリーが残っていることがポイントだと思っています。

これについて、本当はもっと書きたいのですが、すこし長くなりそうなので、明日に続けます!


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