4月以降、昼休みには人と会うことを目標の1つに掲げ、ほぼ毎日、誰かとランチミーティングをして仕事や研究の話をしています(トム・ピーターズの本に影響を受け、始めました笑)。
ということでほぼ毎日、社内の専門家に専門性についてお話を伺い、質問し、議論をさせていただいています。社内の専門家といえども、そこそこ規模の大きな会社ですので、分野によっては社内の専門家=日本におけるその分野のオピニオンリーダーの1人と言うこともたまにはあります。そんなスゴい方達と、機密保持の懸念や利害関係などを抜きにして、あれこれ質問しお話させていただくことは、非常に贅沢で恵まれた時間なのだと思います。
事前に自分の仕事に役立ちそうな点や相手にとって価値のある情報など準備してミーティングに出るようにはしていますが、結局のところお話を伺った後では自分の事前準備の浅さに気付かされます。これは自分の準備不足というよりむしろ相手の方の専門性が凄すぎて、自分の短時間の準備では到底太刀打ちができない事が主な理由です。
やはり『餅は餅屋』と言うとおり、専門家にお話を伺う・専門家に任せるということが最も早く確実なのだと思います。そもそも会社で仕事をするということは組織で成果を出すこと期待されています。すなわち自分一人の力で全てを成し遂げる必要はなく、専門家同士がお互いの得意なところを利用しあって、成果を出していけば良いはずです。
この際に気を付けなければならないのは、相手の方が有する専門性は一朝一夕に見つけられたものではなく、きっと長い投資と努力の末に身に付けられたものであるということです。そのことを忘れず、相手の専門性に敬意を払い、自分は自分の専門性を用いて相手に価値を与えることが出来るよう努めなければなりません。
これまでのランチミーティングは自分にとってはどの会も非常に意義のあるものでしたが、相手の方にとっても同じように思って頂いているかは不安です。価値のある専門性を有する人になればなるほど仕事が集中し忙しい方のはずですから、その方にこちらからどのような価値提供が出来るかを常に考え、頂いた時間が価値あるものになるようにしなくてはいけません。次にお誘いした時にも今回のように快くミーティングに参加していただけるよう、今後も全力で臨みたいと思います!