#962 身近な人の役に立つことから始める!

製薬会社に勤める自分としては、病で苦しんでいる人たちの役に立ちたいという気持ちは非常に強く持っています。もっと言うなら製薬会社に勤めるモチベーションの大部分はこの誰かの役に立ちたいという気持ちであると思っています。

研究開発のイノベーションを通じて新薬を創出し患者さんの役に立つためには、当然の事ながら自分一人の力だけでは到底達成出来ません。同僚たちと助け合って大きな仕事に取り組んでいく必要があります。であれば、まずは身近な人の役に立てているかどうかを問うてみたいと思います。

こんなことをしても最初は効果は期待できないかもしれません。ですが、これを長く継続することで、いつか自分が困った時に助けてくれる方が数名でもいてくださったら、そのピンチを乗り越えることができません。それがうまく製品や科学の進歩につながれば、患者さんの立場からみれば、それが患者さんの役に立つということになるかもしれません。

もちろん自分も誰かの役に立ちたい、同僚を助けたいという気持ちは持っていますが、これまでそれが直接の行動にはつながっては来ませんでした。まずは勇気を持って「困っていることはないですか?」「自分にお役に立てることはないですか?」と聞いてみることから始めたら良いのだと思います。

ということで、創薬研究はチームプレーであり一人では何も達成出来ないことをしっかりと意識して、まずは自分に出来るチームプレーから始めてみたいと思います。


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