自由な発想が生まれる環境で何に取り組むか #1284

盆休みを前にするとオフィスの人影もだんだんと少なくなり、ゆっくりとした空気が流れ始めています。そうなると自分としては(他にやるべき仕事は山ほどあるのですが)、普段は出来ない変な調べ物(?)やこれまで温めていた企画のプレゼン資料作りなど、日頃出来ないことに時間が使いやすくなり、普段よりもむしろ生き生きと仕事をしています (笑)。

そんな比較的余裕のある状況なので、研究者としてはなんとか創造的な仕事を企画したいと思って、あれこれ考えているのですが、今回はどうもダメですね。残念ながら『これだ!』というようなアイデアがなかなか出て来ません。

というか、そもそも創造的な仕事は思いつこうとして生まれるものでも無いと思います。過去に創造的な仕事が生まれたプロセスを振り返ってみると、自分が抱える問題について日頃から悩んで悩んで悩みまくったところに、予期せぬ外界からの刺激が入り、自分の専門性とその刺激とが化学反応みたいなものを起こすことで初めてそのような仕事は生まれるものだというイメージを持っています。

そのため、いくら自分に時間が出来たからといって、現状の問題に対して悩みを深める事もせず、また外界の新しい刺激を求めることもせずに、化学反応を起こそうと思ったところで準備不足や材料不足でうまくいくはずがありません (汗)。

ということで、今はまだ何か新しいものが生み出されるその時期では無いのかもしれません。だから今無理をして何かを始めようとするのではなく、(1) 今の仕事の問題点の分析にじっくりと取り組んだり、(2) その問題の解決になりそうな情報などを集めるための時間に使ったほうがいいかもしれません。

ただ今は、日頃ほとんど取れないまとまった時間がとれているのも事実です。上記のうち二つであれば、前者の問題点の分析は日頃は時間が取れずになかなか対応出来ていないことです。一方で後者の予期せぬ情報との出会いの方は、むしろ分析の中から生まれたアンテナを広く張って日常を過ごしていればそのうちどこかでやってくるだろう、くらいの考え方が良いのではないかと思います。

ということで、無理して新しいアイデアを出すということは一旦止めにして、まずは自分のチームの現状分析と将来起こり得るであろう問題点や機会などの分析、機会を活かした業務の展開のシミュレーションを行ってみたいと思います。こういう分析も、時間に追われる環境下ではなかなかやりにくいものであり、今のような自由な空気感の中で空想的に(妄想的な?)考えてみるのも面白いのではないかと思っています。ということで、明日は普段よりドレスダウンした自由な雰囲気でも自分で作り出して (笑)、普段とは違う発想を出してみたいと思います!

 


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