#1044 動的平衡状態のための陳腐化の重要性!

今日もセミナーの学びをまとめてみます。

最近、世の中が不安定と言われますし、環境の変化も年々早くなってきていると思います。これからはグローバル化によりその変化がますます早くなると思います。確かに安定と言われた大企業の倒産や終身雇用の有名無実化など、過去に当たり前としていた価値が失われることはザラに有ると思います。

そんな不安定な世の中で生き残っていくためには、福岡伸一さんの著書の中で出てくる『動的平衡』という言葉のとおり、自分が変わり続けることで見た目の定常状態を確保することが出来るのだと思います。

そもそも平衡や定常状態というのは、見た目は変わらないけれどもそれはトータルでの出入りが変わらないだけで、常に物質の出入りはある動的なものです。マクロの見た目は変わらないけれども、ミクロでは常に古いものを陳腐化してその分新しいものを取り入れているという状態です。もしこの最新再生を継続出来なければ、物体は腐ってしまい見た目の定常状態を保つことさえ出来ません。

この再生のサイクルを自身のキャリアにおいても回し続けることをデフォルトにしてしまえることが理想なのでしょう。そのためには新しいものを取り入れて環境の変化にも対応していかなければならないですが、その必要条件は古くなったものを捨てて陳腐化していくことです。常に頑張っている状態でも、コップが一杯のまま頑張ってもそれ以上はどうやっても入りません。

だから入れることより捨てることが大切なのですが、それはある意味で勇気のいることなのだと思います。誰でも自分が得たものを捨てることは少なからぬ苦痛を伴いますし、新しいモノを入れることが出来る保証もないので不安も付き纏います。ですが、だからこそ古いものを捨てることが出来る人がより報われる構造になっているのではないかと思います。

ということで、自身の再新再生のために何を捨てるべきか、年末に向けて考えていきたいと思います!


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