現在、業務として、グループメンバーに対する教育のための勉強会を実施しています。これまで自分の専門として高めてきた分野を、専門外であるグループメンバーに共有し、グループの生産性向上につなげよう、という試みです。
これまで自主的な勉強会で、何度か講師役をやったことはあったのですが、今回は、ちょっと訳が違います。
というのは、勤務時間中にやるし、非常に偉い人や上司も参加するし、と以前とは全く異なるプレッシャーの中でのプレゼンが続いています。
そのため、準備も非常に大変です。
ですが、その分得られることもたくさんあると感じています。
自分が先生役をやるということは、自分の理解を深める事につながります。
特に自分の専門性の理解を、言葉および数式に戻していくことで、分かったつもりや論理の飛躍に気づきます。また、専門外の人に伝えるためにより平易は言葉や数式を使うことを要求されるのですが、それが自分の理解を深める事になります。
さらに、専門外の人に分かってもらうためには、自分が当たり前の前提として使っていることまで戻って考えることを要求されるため、基礎知識の確認が必要になります。
自分の知識により誰かが成果を出してくれると、それは組織にとっても非常に良いことである、と思っています。知識は、正しく使わないと成果にはならず、自分だけで使える範囲というのは非常に限られているはずです。だからみんなに使ってもらいたいです。
確かに、自分が必死こいて高めてきた専門性を伝えてしまうことは、自分の差別化点をなくしてしまう行為ではないなのか?とも思わないでもないです。
しかし一方で、学んだことを適切に組織にフィードバック出来ることは、次の「投資対象」として組織から選ばれる可能性を高めるのではないか、と感じています。
最後に、なぜ「仕事として」勉強会をやることになったか?といえば、これまで入社年度が浅いメンバーに対し(勤務時間外に)自主的に勉強会をやってきて、その実績?と成果?が認められたからかのかもしれません(実際は大したことをやってはいないのですが汗)。
これも「自ら渦巻をまく」効果?なのでしょうか(笑)。
ぐるぐるぐる。。。