#139 何かをやらない勇気!

「時間ができたら始めよう」と思って出来た試しはありません!何かを始めるには、何かをやらないことで生まれる時間を使うしかないです。

時間が無限にあれば、どの仕事も「やっておいたほうがいい仕事」と捉えることが出来ると思います。しかし現実は、時間は有限で最も貴重な資源です。何かの活動を始めることは、自動的に別の活動を諦めている、ということを意識しないといけないと思っています。

どんなに頑張っても「出来ること」より「出来ないこと」の方が圧倒的に多いはずです。たとえば、図書館や本屋さんに行っても数万冊以上の本があり、1日1冊読んだとしても年365冊、20年で7000冊を超えるくらいしか読めない。

なので、非常に少ない活動するためのリソースを、その時点ごとに「最重要の仕事」に常に投入していればいいのですが、残念ながら常に最重要の課題が出来ているわけではありません。

何故だろう?と考えた時、

「重要そうだけど最重要でない仕事」に時間が取られているため、「最重要の仕事」が削られてしまっているのだと思っています。「全く重要ではない仕事、成果の出ない仕事」にリソースを取られているわけでは決してありません。

最重要ではなくても重要な仕事なので、判断をよく間違えるのだと思っています。しかも、(最重要ではなくても)重要な仕事は、そこそこの成果が出てしまうため、その仕事に時間が取られ「最重要の仕事」が出来なくなってしまっても、あまり反省することはありません。

だから、問題ないなのでしょうね。わかっちゃいるけど、なかなかちゃんと出来ない。根深いバグなのかもしれません。

実際に、過去を振り返っても、重要だけど最重要ではない仕事に取り組んで来ています。こういう「はじめからバントヒット狙い」の仕事が多かったように思えます。そこそこ成果は出したけど、でも、そこそこ。自分はそんな成果を欲していたわけではありません。

自分が本当にやりたいことか?(たいして欲しくない)目先の成果のために本当に大切な事を犠牲にしていないか、を常に厳しく問うていかないと、油断すると、仕事が自分の軸からすぐズレていっていまう毎日です。

「降ってくる仕事に対し自分が行動できる時間は圧倒的に少ないこと」
「何かをやることは、他の圧倒的に大多数の活動を諦めていること」
「重要な仕事をあきらめない限り、最重要の仕事には取り組めないこと」

を再度意識して、自分の仕事とリソース配分を構築し直したいと思います。

そこそこの成果のでる重要な仕事に対して No というわけですから、勇気の要ることだと思います。なので、No という勇気を支える「最優先の仕事」に対しての信頼というか信念というか、が必要だと思います。それは自分の軸と言っていいのかもしれません。(後日ここに関しても考えたいと思います。)

売っても内野ゴロ・バントヒットにできない、ボール球に手を出さないこと!次のホームランボールを待つこと(球はいくらでも飛んでくるので)。

いい球を全力で振りに行きたいと思います!


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