会社では実験科学をやっており、仕事は実験がメインです。
たまに(同僚にしても、そしてたまに自分の場合)、実験はやったけど、解析と考察が不十分なままになっていることを見かけます。
これは非常にもったいないことだと思うんです。実験(といういうなれば肉体労働)の結果得られる知的生産を放棄していることだと思います。自分たちは実験そのものではなく、実験デザインと解析と考察(とそれに基づく次の実験デザイン)によって給料をもらっているはずで、解析と考察の手を抜くことは、給料ドロボーだと言われても仕方がありません。
実験が終わると、終わったという達成感を得られるのですが、解析や考察からはあまり達成感は得られません。
しかし、(ごくたまにではあるのすが)、良い実験デザインから得られた結果の解析と考察により、「ビビビ!」と来るような鋭い快感(?)を得ることができます。それこそが実験科学者の喜びなのではないかと思っています。
上記では科学実験の話を書いたのですが、身の回りで起こる新しいチャレンジ(=習慣の獲得、etc.)も実験だと考えると、その結果何が起こったか、そしてそれをどのように評価するか?の考察、などはチャレンジの精度を高めていくものですし、次の行動(=その行動を継続するか?やめるか?etc.)につながっていくはずです。と考えると、実験科学以外にも当てはまるんでしょうね~。
ということで、盆の間に頑張って実験した山ほどのデータを、ドキドキしながら(うんざりしながらではなく!)解析をしていきたいと思います。解析と考察が、自分の本当の仕事だと思って、気持ち込めて頑張ります!