学位取得までの道のりの概要 (2)

昨日の続きで、学位を頂けるまでのプロセスを書いておきたいと思います。

8月25日、提出した原稿に対して、主査の先生からのコメントが帰ってきました。前回よりも修正点は少なかったものの、相変わらず分かりづらい点に関して説明を増やすようにとの指示を頂きました。論文の大枠に関しては了承をいただき、あとの細かい点を修正した上で事務局に提出して良いとの許可をいただきました。

9月9日、原稿を簡易製本し、事務局に提出して博士論文審査を正式に申請しました。提出まで毎日、原稿に問題がないかどうか、誤字脱字がないかどうか、をチェックしました。最後の方はチェックしすぎて、気が狂いそうになっていました (笑)。会社の同僚にも(バイト代を払って汗)論文に問題がないかチェックしてもらいました。

9月末日の選考会議で審査が受理されました。ここで審査をしていただける審査員(副査)の先生も決まりました。またその後のやりとりで、審査会の日程が10月24日に決まりました。発表日までほぼ毎日、発表の練習を行いました。

10月22日、審査会の最終練習を主査の先生の前で行いました。自分は過去の発表例などを参考にしながらプレゼンを作成しました。事前に発表時間や発表の範囲など、どのような発表をすればよいかは事前に先生と打ち合わせをしていました。そのため発表内容に関しては大枠では合格点をいただきましたが、説明が不十分な点などの改善のためのアドバイスをいただきました。

10月24日、審査会本番でした。9月の論文提出から審査会の日まで、ほぼ毎日プレゼン練習を行い、審査会に備えました。事前に簡単な自己紹介と主査の先生から研究背景の紹介の後、45分間のプレゼンテーションを行いました。それに対し副査の先生から1時間15分間で、全部で20箇所以上の質問やご指摘をいただきました。先生方からいろいろな視点でのご指摘を頂くことで、自分の説明不足や議論の問題点を明らかにすることが出来ました。審査会終了後、審査員の先生のみが別室に集まられ、結果を議論されました。その結果、本日指摘を受けた点を修正した博士論文を提出することで学位を認める(つまり合格!)ということになりました。

10月28日、審査会での指摘事項を修正した論文を再提出いたしました。修正した本論文に加えて、審査員の先生のご指摘に対して「自分がどのように本文を修正したか」が分るような一覧表も併せて提出しました。ほぼ1週間以内での提出が必要であったため、とても大変でした。またまた睡眠時間を削って作業しました。(ゆっくり修正しても良いのですが、その場合はその後の手続きが1ヶ月間遅れてしまうため急ぎました)。

10月31日、論文の修正が認められ、専攻会議で審査結果が承認され、正式に合格となりました。その後、事務局から学位記授与式の日程調整の連絡が入り、12月末に学位が授与されることになりました。そして昨日、12月20日に学位授与式があり、学位を頂くことが出来ました。

このように振り返ってみると、自分の場合はかなり短期間で学位審査を終えることができたと思っています。これは2013年頃から主査の先生と綿密な打ち合わせをしていたことが理由の一つです。しかしそれ以上に、主査の先生が非常にお忙しい中、親身に対応してくださり、提出から非常に短い期間で論文の修正を始めとしたご指導をして頂いた結果です。本当にありがたいことです。先生方に心からお礼申し上げます。このように先生にここまで親身に対応して下さっている以上は、自分が手を抜くことはできませんでした。その分、自分としては先生の指摘事項に対して応える時間も短かったことから非常に大変でした。その分、短期間に非常にタイミングよく取得できたことは本当に有り難いことでした。

ということで、やっと学位が取得できました。ここまで非常に長かったですが、今終わってホッとしています。改めてご指導頂きました先生方、支えてくださった皆さまに心からお礼申し上げます。ありがとうございました!


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