先日参加した学会で色々な方のプレゼンを聴きました。プレゼンのうまい人と下手な人、説明の上手な人とそうでない人の、センスの違いというものを感じることが出来ます。まあ、他の人が上手いか下手かは別として、彼らと自分の違いを学ぶことで、自分の欠点が見えてきます。
よく伝わらないプレゼンにありがちなのは、焦点が絞り込めていないことだと思います。その結果、あれこれ詰め込みすぎて説明が早くなりがちです。もっと、ゆっくり話したほうが心に刺さるような点においても、ついつい急いでしまって、伝えることより話すことの方に重きが置かれてしまいます。ペース配分が緩慢で、ずっと同じリズムであると聞いていて退屈です。『緊張と緩和』ではないですが、同じリズムでは笑いもとれません。そのためには、意図して間を取ることで重要な点(要点やオチ)がより引き立つように感じます。実際にプレゼンの上手い方は、リズムの取り方が上手いです。
そのためには、意図してペースを落としても十分に時間をオーバーしないだけの内容に絞っておかないといけません。情報を整理する、言いたいことを絞る、ゆっくり話す、ということを徹底することで自分ももっと伝わるプレゼンが出来ると思います。自分はプレゼンが長くなる傾向があるので、ムダをそぎ落とし、伝えたい本質を徹底的に絞り込めるように気をつけます。
とまあ、個別の話の内容以外に多くの学びが得られた点で、学会に参加できて良かったと思います。今後もこんな感じで参加できればと思います。