本が好きで色々なジャンルの本を読んでいます。しかしながら、読んだことに満足して内容を十分に消化できていない、自分の中にインストール出来ていないという状況であることに気付きました。
例えば、今日セミナーで「『7つの習慣』を読んだことがある人」と問われて自信を持って手を上げたものの、「じゃあ、習慣を7つ全部を言って下さい」と質問されると思わず下を向いてしましまいました(どんなに思い出そうとしても6つしか出てきませんでした恥)。
本を読むことの成果としては、次の3つの段階に分けることが出来ると思います。(1) 本を読んで満足するが内容も頭に残らない、(2) 読んだ内容は頭に残るが行動に移せない、(3) 本を読んだ内容を実行して活かすことが出来る、という3つです。
もちろん読んだ本の必ずしも全部を理解する必要はなく、全部は覚えておく必要はありません。自分の場合、多くが (1) でたまに (2) や (3) がみられるという程度だということは認識していましたが、何度も読んでセミナーにまで通ってかつ CD まで持っている『7つの習慣』で (1) に該当する箇所が有るなんて思いませんでした(汗)。勉強が足らないというか、学びの浅さが露呈しました。実際に自分が言えなかった『理解してから理解される』という第五の原則は、最も意識が弱くそもそも行動に落とし込もうとする意識が非常に希薄でした。
この”第 X の習慣”というのは、それぞれが思考のタグになっていると思います。読んだ内容のタグを瞬時に引き出すことが出来なければ、その背後にある内容・エピソード・教訓などを思い出すのにも非常に時間がかかってしまうはずです。そして実生活では本からの学びを使う場面は突然やってくるので、この情報の引き出しを瞬時に行わなければなりません。となると、タグが思い出せない = 紐付いた内容が思い出せない = 判断の材料として使われない = 本からの学びが生きない、という結論になるのは目に見えています(汗)。
ということで本を読む際には、単に上っ面を撫でるだけではなく、重要な箇所を丸暗記するくらいのつもりで真剣にそして繰り返し読みたいと思います!