#957 研究者が異分野を学ぶことの副産物!

自分の仕事は研究者という、どちらかというとマイナーな仕事に携わっています。そのため、世の中では自分向けのコンテンツというものはそれほど充実していないように思います。

例えばスキルを身につけるという場合では、営業セミナー、マーケティングセミナー、会計セミナーなどのコンテンツは世の中に溢れかえっているのに、研究者セミナーなんてのは殆ど有りません(少しだけあるには有るのですが)。同じように営業やマーケティング、経営などの本は比較的簡単に見つけられるのに対し、研究の専門書は殆ど日本語では読めないのが普通です。

そのため多くの場合、営業や経営などの情報をアナロジーを用いて、研究の場面に落としこむことが必要になります。『この考え方は研究においてどのように生かせるだろうか』と考える一手間が生じ、かつ上手に落とし込めないことも高い頻度であります。怖いことに、自分では気付けませんが間違った落とし込みもたまにはしているのでしょう。効率が悪く、あまり良い環境では無いようにも思えます。

しかし、だからといって必ずしもネガティブなわけではありません。このようなアナロジーの力を磨けているということは、非常に大きな自分の強みになると思います。そもそも、優れたアイデア、発明、イノベーションなんてものは、別々のアイデアの新しい組み合わせにすぎないことが多いです(だからといってそのアイデアの価値が減るわけでは一切ありません)。そのため自分の関心とは一見全く異なるものを見て、自分の興味との共通点を見いだせる力は研究にとって必要な能力です。

加えて皆が同じように教えてもらえる環境にいれば差が付かないのに対して、アナロジーを生かす必要がある分野では、そのような能力を持つ人のみが自分を成長させることが出来るため、差別化しやすいのでしょう。

ということで、マーケティングや営業、経営など自分とは一見異なるような分野においても端から毛嫌いすることなく、真摯な態度で学んでいきたいと思います!


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です