7つの習慣で書かれていることの一つに『全てのものは二度つくられる』という言葉があります。これは設計図を書く段階と、その設計図に基いて実際にものをつくり上げる段階の二つを指しています。自分は前者の設計図を書く段階であるアイデアの着想のところはとても好きなのですが、後者の着想の実行というところが相対的に得意ではないと思っています。設計図を作る時点まではワクワクしているのですが、一旦それが完成してしまうと途端につまらなく感じてしまい、オペレーションの段階で手が止まってしまうようです。
何故かと考えてみると、着想を実現するためのオペレーションの際に、頭の中で回っている言葉に原因がありそうです。例えば『知的な興奮がない』とか『答えが見えちゃったので、つまらないなあ』とか『自分はオペレーションよりも着想に重きを置いているのに』とか、その類です。
着想が得意かどうかは別として、着想するのが好きな自分にとってはオペレーションにリソースが取られていくのは残念ではあります。もちろん自分が得意ではないオペレーションの部分を補ってもらえる環境を作ることが一つの解決策ですが、必ずしもいつもその状況を望むことは出来ないので、自分で実行しないと成果には繋がりません。考えていても行動しない状況では全く成果ではありません。
そんな自分に喝を入れるため、先日の鮒谷周史さんのビジネスセミナーでの学びを書いておきます。まず四の五の言わずに『淡々と』実行することです。そしてこの『淡々と』という言葉を頭の中でグルグルと回し続けておくことが必要なのでしょう。オペレーションの際にはあれこれ考えずに、とにかくやると決めたらやるしか無いんです!
そして取り掛かる際には『ハイ次、ハイ次、ハイハイハイ!』というオノマトペを使って、どんどん行動を促していくことが大切です。『決断即実行』の精神で着想したことをどんどんと実行に移し、自分の中でスピード感が出てくるのを感じることが出来れば、自分もどんどんノッてくるので少し不思議なくらいです。
このように仕事に取り組むことで、今日は貯めに貯めた苦手な仕事を一掃する事が出来ました。こう考えてみると頭の中にどのような言葉を回し続けているかというのは、本人の行動に大きく影響する(というかそれが全てだ)と感じます。自分を望みの方向に動かす言葉を慎重に選び、それを常に頭の中で回し続けることで、望み通りの成果につなげていけるよう訓練したいと思います!