自分はファミコンにどハマりした世代です。『ボンバーマン』『熱血高校ドッジボール部(熱血硬派くにおくんシリーズ)』『スーパーロボット大戦』『ミシシッピー連続殺人事件』『たけしの挑戦状』など(挙げていけばキリがないほどの)あらゆる名作やクソゲーに、持てる小遣いと時間をほぼ全てつぎ込んでいました。
中でも最もハマったのはやはりドラクエシリーズです。ロールプレイングゲームの金字塔ですよね(ファイナルファンタジーシリーズも素晴らしいので、それもどこか別のエントリーで)。ロールプレイングゲームとは、自分に与えられた役割(ロール)を操作し演じて(プレイング)して、課題や試練を乗り越えていくゲームジャンルです。
ドラクエは何よりもその世界観(堀井雄二さんのシナリオ!)がたまりません。今でも忘れることが出来ないのは、『あまぐものつえ』と『たいようのいし』と『ロトのしるし』を集めることで手に入れることが出来る『にじのしずく』を使い、ラスボスがいる島へ『虹の橋』を架けて、最後の戦いに進んでいくシャレオツ感には、子供ながら心が震えまくっていました。
しかし他にもハマった要因は、自分がゲームの主人公としてプレーして悪と戦うという使命感をもてる事、適度な難易度の課題がある事、そして課題を通じて成長している事、などを疑似体験できるからだと思います。
自分がドラクエをやっていた頃はまだ小学生で、給食で残したパンを机の中に入れっぱなしにしてカビだらけにさせ先生にめっちゃ怒られる、どうしようもないクソ小学生でした。しかしそんな自分でもゲームの前では世界を支配する悪のラスボスを倒してお姫様を救い出すという大きな使命を背負って戦っていました。
そしてその過程では色々なミッションとそれを妨げる中ボスがいい具合に出てきました。そこそこ頑張れば達成可能な調度良い課題が常に自分に降りかかってきました。もしこれがどんなに頑張っても勝てないくらい強いミスマッチな中ボスが突然出てきたら、それこそクソゲー扱いで全然人気も出てこなかったことでしょう。
そして、その過程でのレベルアップの爽快感なんかはたまりませんでした。「チャラララ・チャチャチャーン」というあのレベルアップ音に誰もがガッツポーズを作ったと思います。戦いの結果、勇者のレベル上がるのが分かり、そしてたまに呪文なんか覚えちゃったりして、それにより突然とても強くなったりします。永遠に思えたマドハンドとの戦いの繰り返しも、この爽快感で一気に報われたという思いがしていました。
さて。。。
翻って実生活では何故ドラクエほどのドハマり感を常に感じることが出来ないのでしょうか。(1) 人生を賭けれる自分のミッションを明確に意識すること、(2) 適度な難易度のマイルストンをタイミング良く設定すること、(3) 自分のレベルが上がったことを明確に意識できること、(4) そして何よりその世界観を楽しみ好きになることができる事、が重要なのだと思います。
さて、一つ目から詳しく書くと・・・、と書き始めるとめちゃめちゃ長くなってしまいそうなので、続きはまた今度どこかで書きたいと思います!