社内に向けた専門性の情報発信を始めました #1146

自分たちのチームの研究はニッチなところもあるため、現時点では社内外に自分たちのことが広く知られるという状況ではありません。そのため現時点で幾つか仕事は頂いているもの、その依頼は自分たちのポテンシャルをフルに使えるものであるかと言われると、答えに窮してしまうところもあります。

自分たちのポテンシャルを活かすには、まず自分たちの存在を知ってもらわねばなりません。願わくばその際に提示する実績が必要で、自分たちと組んで仕事をすれば安心して成果が出ることを信じてもらわねばなりません。さらに自分たちに出来る事を提示した上で、想定外の自分たちの能力の使われ方をするチャンス(用途開発の機会)が生まれるような仕組みを作らなければなりません。

そのためには何を差し置いても情報発信が必要です。幸いにも社内でも、イントラネット上での HP構築や社内向けSNSなどが使えるようになっており、発信の意思さえあれば個人が自由に発信できるような体制にはなっています。

ということで、先週から本格的に社内に向けての情報発信に取り組んでいます。情報発信も仕事なのですが、現時点では他の仕事の合間を縫って限られた時間で細々と続けています。会社という自分にとって公的な場で限られた時間内での発信ということで、非常に厳しい環境なのですが、それでも情報発信を継続できているのは、毎日ブログで文章を書き慣れているせいだと思います。加えて、IT原始人ながらも、頑張ってワードプレスをいじっているせいもあり、HP構築も自分の想像よりかは少ない負担で構築出来ました。

というか(誰も読んでいないとはいえ)不特定多数に向けてブログを一本書くことに比べれば、社内向けの文章を書くことなんて非常に楽ちんです。そりゃ〜、そうですよね、だって研究で食っている人間が、研究について情報発信するだけなのですから。このブログは研究者である自分が研究者以外の方を想定読者として、自分の苦手な“成長とか自己啓発とか”の分野で書いています。それは自分の好きな研究の事を書いても、あまりにニッチ過ぎて誰にも理解されないですし、そもそも守秘義務で自分の研究について書けないという理由からです。

しかし社内ではそんな制限など全て取っ払って、自分に興味のあることを書けばいいだけです(もちろん社内向け発信では社内ならではの難しさもあるとは思うので、そこには注意したいと思いますが)。始めてみて思うことは、ここでブログを書くこととはまた違った発信の喜びがありますし、次の発信をしたくてたまらないという状況になっています (笑)。

情報発信の心理的負担が非常に低いどころか、上記のように発信したいという強い気持ちを持てたのは、長い間ブログを書いてきたお陰であり、自分が属するコミュニティーで情報発信の重要性を身にしみて感じることが出来たからだと思います。これには本当に感謝しており、ブログを続けてきてよかったと思います。とまあ、偉そうに書くことで、社内の情報発信からも引けなくなりました(じゃないとすぐにサボってしまうので汗)。今後も継続的に更新を続け、お客さんを広げていきたいと思います。


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