『上から目線』の態度は決してとらないように #1229

自分は大変に恵まれており、自分の周りには“嫌なヤツ”や“悪いヤツ”はほとんどいません。ありがたいことです。ですが、ごくたまに『上から目線で他人に対して話したり、指示している人』を見かけます(自分に対してではなく、別の人に対しても含めてですが)。自分としては、そうあってはいけないとは強く思っているのですが、無意識でそういう態度をとっているかもしれません。

上から目線と言うのは、他人に対して何らかの優位性を感じた際に、その優位性を誇示したいというプライド(?)の現れなのでしょうか。ですが、もし実際に優位性が合ったとしても、それはたまたまその分野において優位なだけであって、それがその人の価値を示すものでは当然あり得ません。単に外から分かりやすい面で優位性を持っているだけで、それに基づいて他人に対して優位な態度を示そうとするのは、多様な視点を持てないという意味で浅はかと言われても仕方が無いと思います。

そもそも何かに付けて他人と自分を比べないと気がすまないというバグを抱えている面もあると思います。『みんな違ってみんないい』ではないですが、複数の価値軸の存在を知り、それらの相対比較ではなくて良いところを称えるという、多様性を認めることが出来る自分でありたいと思います。そうでなくては、Win-winの関係性が築けない人間になってしまいます。

多様性を認めることが出来なければ単一の価値軸に固執してしまいます。そこで負けず嫌いの思いが強すぎると、自分が負けを感じた際に自分のプライドを保つために優位性を表現したくなるのかもしれませんし、何かにつけてすぐに人とぶつかる攻撃的な面が出てしまうでしょう。しかし、そういう鬱屈した思いを他人に対して表現することで一時的に安易な解決を求めようとするのではなく、内に秘めておいて自分の不甲斐なさを認め自分を成長させる原動力として使わなければなりません。

それ以前に、そもそも『上から目線』をして優位性を外に表現したところで、短期的にはプライドを満たせるのかも知れませんが、そんなことをしても長期的には人から疎まれるだけでメリットは一切ありません。自分としては、『上から目線』じゃない人と一緒に働きたいですし、もしも自分が多くの人と一緒に仕事をして広く影響力を行使したいと思うのであれば、決して『上から目線』の態度はとってはなりません。自分の行動を見返し、決して『上から目線』をとらないように気をつけたいと思います!


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