一昨日から引き続き、最悪の状況を想定して、自分の生きる力を評価してみよう、の続きです。
研究職として再就職したいと思う場合、ある程度目に見える、客観性・信頼性のある実績も必要だと思っています。特に医薬品研究のような基礎研究に近い場合、そのためには学位と論文発表が必要です。
今の仕事では、研究計画を立案して、他の人に成果を出してもらう、というスタイルをとっています。今は、この仕事のやり方で自分の貢献が評価してもらえているのですが、それは評価者が自分のとっている仕事スタイルを理解してくれているからだと思います。それは長い時間かかって自分の専門性などを理解してもらった上でのことです。
では、急に上司・評価者が変わったり、そもそも会社がなくなった時に、これまでどのような成果を出してきたかを明確に説明できるか?説得力のある形では説明できないと思います。
それでは、専門性の高さ、価値、競争力を、明確に・説得力のある形で説明できるか?こっちも難しいかもしれません。
というのは、製薬業界はほとんど製品が出ません。なので、** の製品を作ったといえる人はごく一握りです。それ以外の情報は、守秘情報だらけなので、説明したくてもルールの範囲内では困難です。
そのため、これまで培ってきたものをどこかで形 (=論文など) にしておく必要があるのでは、と思っています。もし論文があれば、とくに社外に対して、専門性と成果を明確に説明が可能です。というのは、その論文が受理されたということはその研究の価値を客観的に示すものであるから、です。
ということで、もちろん目先の成果は継続して出していく必要はあるのですが、これまで蓄えた専門性を目に見える形に顕在化していく作業としての論文発表に真面目に取り組んでいきます!