権限の委譲ができているかを振り返る

来月、マネジメント研修みたいなものを受けてきます。自分はマネージャーでも部下がいるわけでもないのですが、たまたま(?)選ばれて参加することになりました。ただ実際には複数の同僚とチームを組んで仕事をしているので、マネージャーではないにしろ学ぶことはたくさんあると思います。

次回の課題は権限委譲についてのようです。この課題が取り上げられている時点で、ウチの会社のマネージャーは『マイクロマネジメントばかりやって、本来の職責の業務を果たしていない』ってことの裏返しなのでしょうか (笑)。まあ、人のことはともかくとして、(ほぼ現場を離れている)自分が現場で頑張るチームメンバーに十分な権限を委譲できているかを振り返り、またそれは何故必要かを考えておきたいと思います。

まず何故、権限委譲が必要かと問われれば、それをやらんといつまでたっても現場から離れることが出来ません。自分の体も頭も一つである以上、もし自分の仕事の影響力が及ぶ範囲を広げていきたいと思うなら、現場に貼り付いてはいられません。また自分の得意ではないところや自分が直接責任を負わないところを誰かに任せるしか有りません。

それが出来れば、自分にしか出来ない仕事に注力したいと思っています。今であれば、仕事の全体像を描き、価値を生み出すまでの導線を最適化していくとか、お客様の前に立つ、また予期せぬ仕事を取ってくるための情報発信を続ける、などという仕事でしょうか。現状では、これらの仕事は他のチームメンバーはやってくれないので自分が担当しなければなりません。

とはいえ、自分が現場に張り付かないといけないケースも存在することも事実です。これは完全な委譲が出来ていないことを意味しています。それは何故かを考えると、その任せる人に一人で担当するだけの能力や専門性(さらに経験)が備わっていないためというのが理由です。ではそれらの能力や経験を身につけるような機会やサポートを提供しているか、といえば必ずしも十分ではないようにも思い、少し反省しています(と言っても、自分はマネージャーじゃないし、と言い訳したくもなるのですが、それは置いておいて。。。)

その意味で自分に足りないことは、任せる方に自分の期待する役割を正確に伝えること(またそのための時間をもつこと)、任せる方に考えていただく機会を提供すること(すぐに答えを教えないこと)、また担当してくださる方が自ら考えてみたいと思えるような仕事の任せ方をすること(それを促す良い質問をすること)、可能なかぎり手助けをせずに自身でやり遂げてもらうこと(成果がでるまで我慢すること)、などでしょうか。ちょっと自信のないところも含まれているので、セミナーで確認してみたいと思います!


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