二律背反問題の取り扱いの原則

ビジネスでもプライベートでも、二つの異なる物事から一つを選択しなければならない場面に出くわすことがあります。『ダイエット中だけどおやつが食べたい』『上司の指示と自分のポリシーが異なる場合、どうするの?』『仕事と家族どっちが大事?(笑)』などと問われると、『どっちも大切・・・(汗)』と答えに詰まってしまい、物事がそれ以上先に進まないこともあります。

プライベートであればウニャウニャ誤魔化してしまえば良いのかもしれませんが(良いわけ無い!笑)、少なくともビジネスではそんな場面でも決断をしなければなりません。業界用語(?)では『二律背反』というらしいです。ビジネスではマネジメントの立場で、このような二律背反の場面において、どのように対応するべきかするべきかを学ぶ機会がありましたので、せっかくなのでまとめておきます。

(1) まず何と何の二律背反なのかを明確にしておくことが大切なようです。例えば『仕事と家族』は厳密には二律背反ではありません。自分の行動がそのような誤解を生んでいるだけであり(汗)、実は同じ目的(同じではなくても大きな重なりを有するもの)であることに気付きます。おやつとダイエットも厳密には二律背反ではありません。おやつを食べてしまっても、余計に運動するか食事を減らせば良いだけです。まずは言葉で厳密に定義してみることで、二律背反では無いことに気付くことが出来る機会がたくさんあると思います。

(2) 二律背反の問題であることが明確になれば、主と従を明確に決めることです。決断ですね。マネジメントとは決めることですので、勇気を持って決めなければなりません。 ここまでは、必要に迫られれば誰でも実施されていることだと思います。一方でこれ以降の対応が皆不十分だとのことです。

それが (3) 主を確立しながら従を満たすための創意工夫、従に対する配慮をするというものです。コチラを立てればアチラが立たずという二律背反の状況はどうしても解決できません。だから仕方がないと割りきってしまうか、それとも従に対する配慮を忘れないかはマネージャーとしての後の活動に大きな差になってきます。

(4) そしてその後もコミュニケーションを継続し、主と従との間のコミュニケーションが進むような配慮をすることが必要のようです。というのは、主は採用された方、従は選ばれなかった方であり、感情的な対立も存在する場合もあります。とはいえ、もともとは同じ集団に属する主従であることが多いわけですから、決断の後も一つの集団として力を発揮できるようにマネジメントしていくことが大切なのでしょう。

ということで以上の通り、二律背反への対処は、(1) 二律背反の明確化、(2) 主従の決定、(3) 従に対する配慮、(4) 主従間の関係性への配慮、という事が基本のようです。なかなか扱いの難しい二律背反問題ですが、こんな時こそマネジメントとしての態度が問われます。チームメンバーは見ています。ブレること無く、自分のマネジメントスタイルを追求していければと思います!(と言っても、まだマネージャーじゃないんですが笑)。


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