家族に誇れるような仕事をしたい

最近、自分に刺さったメッセージがあります。それはあるマネージャーが、自分の部下には彼らの家族に対して『この仕事は自分がやったんだ』と誇れるような仕事をして欲しいし、そういう仕事が出来るように心を砕いている、と仰っていました。このセリフを聞いた時、大成建設のCMをネットで見つけた時のことを思い出しました。

新海誠監督のアニメーションCMで、海外で大きな建設プロジェクトに関わる建設技術者たちの子供の頃の思い出と今とを対比させた非常に美しいアニメ映像です。その映像の最後に『地図に残る仕事』というコピーとが出るあのCMです。自分も小さいころは、このCMのように何でもいいので色々な記録や人々の記憶に残るような仕事がしたいと思っていました(実際に建設関係の技術者になりたいと思っていた時期もありました)。それを強烈に思い出させてくれるようなCMでした。

一度しかない人生ですから、生きてきた甲斐があった、自分は人生でこれをやり遂げた、と思えるような生き方をしたいと思っています。自分にとって仕事は人生の一部に過ぎませんが、それでも非常に大切な一部分であることは間違いありません。少なくとも、これまで自分の人生の非常に多くの時間を仕事につぎ込んできましたし、きっとこれからもその傾向は続くと思います。

であるなら、その仕事において、それ相応の成果を残したいと思っています。それこそが『地図に残す仕事』ならぬ記録や記憶に残る仕事なのではないでしょうか。創薬研究とは小さい時に自分が描いていた分野の仕事とは違うのですが、薬を作るという仕事はそれと同じくらいやり甲斐のある仕事です。そういう大きな夢を自分は追いかけているのだということを忘れないでいたいと思います。もちろん自分が一人で達成できる夢ではなく、今の業務も自分が中心の自分にスポットライトがあたる(プロジェクトXとかプロフェッショナル仕事の流儀、的な)仕事でもありません。しかしその仕事には自分が果たしている代替の効かない使命があり、自分がやりきらなければなりません、むしろやり切りたいと思っています。自分がやり切ったと誇れる仕事ができるよう、頑張りたいと思います、頑張ります!

 


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