ゼロ秒思考のメモ書きをチームで実践してみる

最近、会社のチームで始業前に集まって、10分間くらいゼロ秒思考のメモ書きをやっています。これを始めたのは赤羽雄二さんのセミナーで教えいただいた通り、自分だけではサボってしまう点を回避する事が目的です。そこでチームメンバーには申し訳ないですが、(強制的に汗)彼らを巻き込んで、皆で書いてみることにしました。一応、セミナーから3日経ちましたが今日まで継続できており、三日坊主は避けることが出来て良かったと思っています (笑)。

やってみて色々と気付いたことがあるので、それをまとめておきます。まず、お互いの時間を尊重するために一枚を1分で書くということを厳守しています。一人だと1分を過ぎてもダラダラと書いてしまうことが多いのですが、チームで実施するとそれを防ぐことができ、同時に1分で書き切ろうという強い気持ちが生まれてきて、それが脳に負担をかけることに繋がり必死に考えるトレーニングになっています。

またチーム内の意思疎通としての機能も果たしていると思います。ミーティングでは、声の大きい人とか話の長い人、職位が上の人が延々としゃべり、そうでは無い方がなかなか意見を出せないということもあります。一方でメモ書きであれば、各人が1分間で書き出していくので、全員から意見が出せます。それをチームでシェアすることで、満遍なくかつ短期間に双方向の意見交換ができていると思います。良い考えは持っているけど通常あまり発言をしない方の意見、さらには少数意見も集めることができることは、チームとしてまとまる上で重要だと思っています。

チームとしての意識づけの意味でも非常に有効だと思っています。チームでメモ書きをする場合、チーム内での共通の話題を取り上げることになります。『今年度の目標達成のために自分がするべきこと』とか『チームワークを強めるために出来ること』とか『コミュニケーションを円滑にするためにやるべきこと』とか、『チームの目標達成に向けて、習得が必要なスキルや専門知識』について、皆で意見を出し合っています。このような問いを投げかけられ、1分以内で必死に考え書き出し、皆でシェアしてフィードバックを貰えば、当然の事ながらそれを意識せざるを得ません。それはチームワークの強化やチームの目標達成に、どう考えてもプラスに働くと思っています。いま自分と一緒に働いていらっしゃる方は優秀な方たちばかりなのでメモ書きに頼らなくても問題はないのですが、チームワークや目標達成への意識が低い方と一緒に働く場合は、ますます効果的かもしれません。

チームメンバーには、朝のクソ忙しい時間に10分間もらって申し訳ないとは思っていますが、どう考えても費用対効果は高い、と3日間やっただけでも確信しています。少なくともチームビルディングや目標達成に向けて書くネタが無くなるまでは、継続していきたいと思います。きっとその頃にはチームの成果もバンバン出ていることでしょう (笑)。少なくとも3月中は絶対にやめません(と宣言しておかないとサボりそうなので)、また月曜からも頑張りたいと思います!


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です