マイクロマネジメントからの自分の変化

自分は研究者としてキャリアをスタートさせましたが、数年で自分では実験をしなくなりました。その理由は(自分よりも)若い研究者と一緒に仕事するようになったからです。自分が試験デザインや解析を担当し、実験はその若手に担当していただくというスタイルで仕事をしてきました。そのスタイルは実験が上手くいってる時は特に問題はないのですが、実験が上手くいかなくなったりするときは当初はイライラとしていたと思います。

「何故、うまくいかないのか?」(自分がやればきっとうまくいくのに怒)という思いが先に出てきてしまっていました。その結果「じゃあ実験のやり方を全部見せてみて」とか「今回はもういいので、自分が実験します」とか言ってたこともありました。これは入社してまだ間もない時のはるか昔話ですが、恥ずかしいというか若気の至りというか、まあ典型的なマイクロマネジメントであり、リーダーとしてはダメですね (汗)。自分としては「何とか結果を出さないと」と必死になっていた時期であるので、大目に見たい気持ちもあるのですが。。。

あれから随分経って、今ではだいぶ変わってきたと思います。今だったら「上手くいかない理由は何だと考えてる?」とか「前回も同じようなところで問題があったと思うけど、共通の原因はあると思う?」とか「今後も同じ問題が起きる可能性のあるのって、どんな仕事だと思う?」といった問いかけをしています。

自分はどう変わったのでしょうか?改めて考えてみると、まず問題解決の主体を自分から実験者に渡しているということです。そして個別の実験の詳細よりも、「そもそも」その問題が起きる構造を理解し根本にテコ入れしたいという気持ちが強くなっているように思います。

もちろん、問題になっている事件を早く終えることが大切ですが、それ以上に若い研究者が今後も一人で問題を避けて結果を出せるようにするためにはどうしたら良いのか、ということが強く気にかかるようになってきました。そして、その問題発見と解決も自分と若手が共同で行うこともあれば、問題解決自体も若手に任せてしまうことも多くなりました。じゃないと時間はいくらあっても足りないですし、若手も一度自分で問題発見や解決をやればやり方をマスターしてくれるので、自分も手間が省けます。これにより明らかにチーム全体のパフォーマンスは向上していると思っています。

今は以前と違って今は超短期的に成果を出すことを期待されていない環境にいるという要因もあります。しかし、それを差し引いても、自分も少しは変わったのかな?みたいなことを感じています。以上、自分のマイクロマネジメントの変遷について書いてみました (笑)。


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