コロナ禍による在宅勤務が長く続いており、家で過ごす時間も同じく長くなってきています。自分は書斎のデスクで仕事が出来るのですが、その際に家で快適に仕事をするために何が必要かを考えておきたいと思います。
まず仕事に入る前にプライベートの書類や本を全て片付けるということです。仕事中は仕事に集中したいと思っていますので、気が散る要素になるものはすべて片付けます。デスクの本を片付けるのはもちろんですが、個人用の Mac もシャットダウンして、つい遊んでしまわないように気を付けなければなりません (笑)。
次に大事なのが仕事モードへの気分の切り替えです。考えてみれば自分の場合、オフィスに出勤していた時には通勤までの一連の作業が、仕事モードへの切り替えのために大切な時間になっていたことに気がつきました。朝起きて朝食を食べシャワーを浴びて仕事着に着替えることで仕事に向けた一つ目のスイッチが入ります。次に通勤のバスと電車の中で、さらに二つ目のスイッチが入ります。最後に職場に着けば最終のスイッチが入って仕事に集中することが出来ていました。
一方で在宅勤務では通勤の必要もありませんし、正直、寝起きでパジャマのまま仕事に入ることもできます。だけど、それだとなんとなく気持ちがシャキッとせず、気持ちが仕事に向かわないことに気がつきます、それは良くないですね。ですので、(その必要性はともかくとして)なるべくオフィスに出勤していた時と同じようなルーティンをあえてするようにしています。特に大切だと思っているのが、シャワーと着替えのルーティンと、一日の目標を確認するルーティンです。
自分が朝シャワーを浴びている時、 その日一日の目標や将来の予定などをリラックスした状況で考えるようにしています。もちろん汗を流して気分をさっぱりする目的もあるのですが、一人になって自分の頭と心を整理する ために重要な時間です。そして在宅勤務でも襟付きのシャツに着替えることで、 自分が仕事モードに入ったことが自分自身で認識できます。
もう一つ大切なのが、 仕事前に自分の長期目標やあるべき姿を見直すルーチンです。これは以前は電車の中で行っていたものですが、通勤しなくなったことによって、自分の目標を見返す時間がなくなりました。そのため、つい短期的なことや緊急性の高いことに注意が取られがちです。自分が長期的に成長していくために大切なのは、緊急ではないけれども重要なことにどれだけ時間を割いていけるかどうかです。自分の長期的な目標はまさに『緊急ではないけれども重要なこと』の集まりです。 目標を見返すルーティンが無くなったことにより、仕事の時間を天引きして自分にとって大切な時間を確保する、ことが最近はできなくなっています。良くないですね。
オフィスへの通勤が全く無くなったことで、 体力的時間的なメリットは出ているものの、 そのぶん長年積み重ねてきたルーティンが失われてしまったデメリットも感じています。それでは良くないので在宅勤務に適したルーティンを再度設定したいと思います。これからはまず、(1) 仕事前のデスク清掃、(2) シャワーと着替えのルーティンと、(3) 一日の目標を確認するルーティン、の3つを確実に定着させ、 オフィスに出勤をしていた時のようなリズムを取り戻したいと思います。