緊張は心と体の自然な防御反応である(2)

昨日のブログで緊張してパフォーマンスが出せないのは、緊張していることを否定しようとするからであり、緊張していることを受けて入れて、その上でパフォーマンスを出すことに集中すればよいのだ、といったことを書いてみました。そもそもこのような場面で、何故緊張をするかを考えてみたいと思います。まず1つ目に、大人数の前で発言をすることに慣れていないと言う事から緊張するものだと思っています。単に慣れの問題です。どんなことであれ慣れていないことに挑戦するのは緊張の原因になります。

2つ目に、上手な発言ができずに大人数の人からネガティブな評価を受けてしまうのではないかという恐れです。少人数であれば、聞き手にカスタマイズしたメッセージを発信することができますが、大人数の場合はそれができず最大公約数的なメッセージを出さなければならないため、その分、誤解等を受けやすくなってしまう場合もあるかと思います。失敗してはならないと思えば思うほど、緊張が高まってきてしまいます。

3つ目に、自分を良く見せたいという気持ちが出てしまう場合です。ありのままの自分を表現するのであれば何も感じない場合でも、よく見せたいと思えばその分余計なプレッシャーを感じてしまいます。

今回の会議では、それなりに事前に練習はしたもののやはり慣れない大人数の前での発言であったので、緊張をしました。加えて、大人数の前で変なことをしゃべってアホだと思われたくない(失敗したくない)という思いも、心の中に少しはありました。このような感情は、特に肯定も否定もする必要ない、同じ状況であればみんなも持つだろう自然な感情だと思います。

そもそも緊張というのは、人類が長い歴史の中で生存するために身に付けた自然な反応です。大自然の中で自分の生存が危険に晒された場合、心臓が拍動を早めて全身に酸素を供給し、突然迫りくる危険を素早く察し、危険を瞬時に回避する反応が出来るように準備をする反応です(もっと言えば、血液中のノルアドレナリン値が上昇することで、自律神経の交感神経を活性化しているから・・・だったはずです笑)。緊張すること、また緊張により発生する体の反応は、ピンチの中でより高いパフォーマンスを出して生き残ろうとするために必要だったものです。

自分たちはいつしか、緊張=恥ずかしいもの=失敗の原因=悪いもの、として定義しちゃっていますが、実はそうではありません。むしろ高いパフォーマンスが必要な時に、体が自然と自分のことを応援している反応だと考えても良いかもしれません(心拍数を高め、頑張って脳に酸素を運んでくれるわけです笑)。そのように考えると緊張する事は全く悪いことではありません。このように緊張している自分を肯定してあげることができれば、緊張してパニックに陥る事はなくなるのではないでしょうか。

昨日の結論でもありますが、むしろ緊張を悪いものと捉え、緊張からくる反応を無理矢理押さえ込もうとし、結果としてパニックになってしまうことが、本来の実力が出せない一番の原因です。慣れない状況等に体が反応して緊張するのは自然な反応であり、緊張する事は決して悪いことでは無いということをまず覚えておきたいと思います。そして緊張する中でも、本来のパフォーマンスが出せるにはどうしたら良いのかを事前にトレーニングしたいと思っています。と考えると、緊張する場面を自ら作って、ちょっとずつ練習したいと思うようになりました (笑)。すぐには状況は改善しないと思いますが、少しずつ緊張する状況でもパフォーマンスを出せるように、頑張っていきたいと思います!


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