日本での良い生活習慣を取り戻すためには

アメリカに来てからも順調にランニングは続けています。今住んでいるところから、お気に入りのランニングコースまで 5 分くらいで移動できることから、ちょうど良いアップをした後に走り始めることが出来る、とても良い環境ですね。

そんな良いトレーニング環境なので、それこそほぼ毎日のように走っていたのですが、なかなか長い距離を走ったり、スピード練習をしたりということが出来ていませんでした。私が目指しているマラソンやウルトラマラソンは、早いスピードでは走らず、ゆっくりと無理なく走れるスピードで主に遅筋を使って走ります。なので楽に走れるジョギングが主な練習にはなります。しかし、速く走るための筋力(速筋)を鍛えランニングフォームを改善したり、心肺機能を改善したり、要はもっとマラソンを早く走れるようになるためには、スピード練習が欠かせません。まあ、運動強度の高い練習になるので、ポイント練習と呼ばれる練習ですね。

なぜポイント練習が出来ていなかったか、まあ色んな理由はあるのですが、仕事の忙しさに加えて、一つにはアメリカに来たことで生活環境が大きく変わり、また同時に日本でのランニング習慣が崩れてしまったことにあると思っています。日本では、何曜日の何時ごろから、ポイント練習を入れるというように決めていました。それが渡米により一旦リセットされてしまっています。以前には夜に走ることもありましたが、アメリカでは安全の問題からそれはやめています。またポイント練習のためのまとまった時間を確保するには早朝では少し困難です。仕事が忙しいこともあり、なかなか時間確保も困難でした。

しかし、それらの理由に加えて、最大の理由が『やったことがない事に対する躊躇』だと思っています。これはあまり論理的な理由ではなく、単に心理的な恐怖感や躊躇です。何に対してかというと、未知のことに対しての躊躇です。アメリカでは XX をやったことがないから、時間確保や安全やトラブルやなんやら、懸念はたくさん出てきます。これはランニングのポイント練習に限ったことではなく、何に対してもです。特に渡米直後、新しい生活に慣れるまではこの傾向は続くことは理解しています。

この『やったことがないから不安』は日本にいても、仕事でも私生活でも、実はよく出てくる言い訳です(笑)。とはいえ、『これまでやったことがない』を理由にしていてはいつまで経っても新しいことはできません。どこかで勇気を出して、『えいやっ!』と一歩を踏み出せば、次からはハードルが大きく下がり、段々とそれが良い習慣として定着していくことが期待できるでしょう。渡米直後は『日本では元々習慣にしていたけどアメリカでは出来ていないこと』がたくさんあるので、それを一つずつ潰していきたいと思います。そのために、『これまでやったことがない事』を毎日一つずつ行っていくことを日々のルールにしています。日本では元々やっていたことなので、一回目をクリアしてしまえばそれほど習慣化の障害はないのではないかと思っています。

ということで、そのルール通り、今日は無事にポイント練習ができました。一週間くらい間を空けてしまったのは残念ですが、ランニング自体はずっと継続していたので良しとします。先送りしていた課題をやりきったことに対する充実感も加わって、非常にいい気分です(笑)。必要なのはちょっとの勇気とちょっとの決断力ですね。アメリカでの充実した生活のための良い習慣を作るべく、引き続き頑張っていきたいと思います!


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