毎日、自分の個人の目標を確認することを日課にしています。目標と言っても、長期的な目標もあれば、その月、その日の to do リストのような短期な目標も含めています。これらを毎日見ているのですが、それほど目標達成やそれに向けた行動にに繋がっていないように感じていました。その理由の一つに、見ている目標が漠然としすぎているからのように思います。
プログラムマネジメントの中ではゴール設定がよく議論されますが、個人の目標に関しても同じことが言えるのだと思います。ゴール設定では、SMART すなわち、Specific(明確な)、Measurable(測定可能)、achievable(達成可能)、Related(関連性のある)、Time-bound(期限が明確な)であることが推奨されますが、これは個人の目標にも当てはまります。当たり前のことなのですが、自分の目標でも、目標があまりに漠然としすぎていたり、期限が明確になっていなかったり、というのでは、それは臨場感も感じられません。
たとえば、単に読書をする、というのは SMART の観点からは良いゴールとは言えません。12月中に本を4冊読む、の方が期限も明確で、達成可能かどうかが分かりますし、さらに言えば、〇〇という目標に関連した本4冊(○○、△△、□□、◎◎)を一週間に一冊のペースで12月中に読み切る、というのがより良いゴールです。
このように目標を SMART で具体化するほど、目標達成に向け臨場感を感じますし、達成したいというやる気もより高まってきます。せっかく毎日目標を見ているので、もう一度目標を SMART の観点で見直したいと思います。