進捗のリアルタイム評価は最強の目標達成方法だと思う

今日はハーフマラソンを走ってきました。3月の中旬に向かって花粉飛散のピークとのことで、正直屋外に出るのも嫌だったのですが 、来週のフルマラソンへの調整の意味も込めて、意を決っして出場することにしました(既に振り込んだ参加費も勿体無いですし)。なので、今回はベストタイム等は狙わずに、怪我をしないように自分の体と相談をしながら無理せずに走るという目標を決めていました。しかし一方で、どんなにペースは落ちても最低でも2時間は切るとだけ決めて走りました。

抗ヒスタミン剤とステロイドを使って症状を抑えて上で、花粉症用のメガネとマスクで完全防備して臨みました。しかし・・・。マスクだと呼吸が上手にできない上に、吐く息でメガネが曇り前が全く見えない状況に30秒毎に陥ってしまう状態で、集中して走れる環境では全くありません(汗)。そもそもまわりの景色も見えないので走りのリズムも出来ないし、前を走るランナーもおぼろげにしか見えずという少し危ない状況で、ペースを落として走らざるを得ない状況が続きました。そんな状況が続き、このままじゃ2時間切りも達成できない?という状況になってしまいました。

そこで後半はペースを上げるため、やむなく花粉対策は諦めて、メガネとマスクを取って、目を真っ赤に充血させ、くしゃみを繰り返しながら (汗)、失ったタイムを取り戻しに行くことにしました。前半の遅れを取り戻すために後半は少し無理をしましたが、結果として2時間は余裕を持って切ることができたので、まぁ最低限の目標は達成出来て良かったと思います。

ゴールして思うことは、何ごとも目標を決めるとそこに合わせにかかるものだな、ということです。今回は2時間という保守的な目標を設定したので、それほど苦もなく合わせに行くことが出来ました。さらに言えば、後半もっと頑張ることも出来たとは思うのですが、それほど無理をしませんでした。もちろん、怪我をしないという上位目標を優先したこともあるのですが、2時間という目標を達成できそうだらか、あえて無理をする必要はありませんでした。、もし仮にもっと速いタイムを設定していたとしても(達成できるかどうかは別として)無意識にそこに合わせに行くと思います。

と言うのは、目標設定をするとその瞬間に達成からの逆算を始め、その達成の手段を模索し始めるからです。マラソンなど、結果(タイム)が定量的かつリアルタイムに分かるものだと尚更それが顕著になるのだと感じています。この『目標を設定しその進捗をリアルタイムに定量化して評価する』という手段を運動以外でも使わない手は無いですね。

一方で中途半端な目標を設定すると合わせに行ってしまうという怖さは感じます。あまりに目標達成が困難な目標を設定しては色々な歪みが生じてしまうという問題点もありますが、一方で安易な目標を設定すると、それに合わせにかかり自分のポテンシャルを十分に発揮できない恐れがあるので注意が必要だと思います。とまあ、練習のためのハーフをチンタラと走った反省を書きましたが、ランニング以外の仕事でもその他でも良い振り返りが出来るように目標設定とその進捗に対するリアルタイム定量評価をすぐに始めたいと思います!


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です