#683 論理の前提の大切さ!

帰国まであと 110 日!

(1)論文、
活動、参考文献を読む
時間、1h

(2)英語、
活動、活動なし。
時間、0h

(3)その他活動サマリー、
家族と旅行

(4)陸トレ、
OK

(5)感謝、
支えてくれる家族

(6)新しい挑戦・昨日からの進化、
旅行で遠出しています。

(7)ブログ、

南カリフォルニアは温暖な気候ですが、今年の冬は異常で熱いくらいです(汗)!短パンと T シャツの人も見かけるくらいでです。このような温暖な中で過ごすことが出来て、とても感謝しています。

さて、本題です。今、アメリカ系の超大手製薬会社から出た論文を読んでいます。自分の専門分野に非常に近い論文なので、楽しみながら読むことができています。

ところがこの論文はどう読んでもおかしい点が沢山あるように感じます。論文の根本を為す論理がはじめから結論有りきで書かれているように思います。また論理の前提の置き方が妥当なものではないため、そこから得られる結論も間違っていると思います。
す。

サイエンスには論理が大切ですが、いくら論理が正しくてもその根底となる前提が間違っているとその論理は無意味です。論理は大抵「XX が成り立つと仮定すると、YY という結論が得られる」というように、XX が成り立つ前提で構築することで、モデルを単純化して記述しやすくすることが非常にたくさんあると思います。

しかし、多くの場合 YY という結論が得られるということのみが一人歩きして、その論理が使える範囲が考慮されないことが多いような気がします。今回もまさにその例です。研究の上手な人は前提を含め論理全体を理解した上で、前提が成り立つような実験条件を設定しているのだと思います。

確かに結論だけを覚えて使いまわしてしまうことは楽チンで効率的かもしれません。しかし深い理解がなければ、往々にして間違えてしまうことがあると思います。自分としては少々回り道に感じても、しっかりと基本から理解をして間違えないような使い方が出来るような研究者になりたいと思っています。

これまでは論文を読んで理解できないのは自分が悪いと思っていたのですが、最近では 100% そうでも無いように感じています。データは正しくても、そこから導き出す結論が適切ではないなど、実際の論文は(いろいろな程度で)間違っていることもあるので、そのまま鵜呑みにするのではなく自分で考えなから慎重に情報を手に入れていきたいと思います。


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