先日 give & take を読んだのですが、そのフォローアップのための勉強会というか、読後の感想会を同僚とやりました。喋ることで自分がどれだけ理解をしているかが認識できますし、喋ることで記憶が定着するので、理解を深めたい本を読む時はこのフォローアップを行うことにしています。今回は冒頭部分のみを対象としたディスカッションだったのですが、結構盛り上がりました。
全体を総括すれば、情けは人のためならず、回りまわって自分のためになるのだから、安心して人助けをしていけば良く、そのような緩い繋がりのコミュニティー全体の価値を長期的視野で大きく出来るような人が今後成果を出していいくのだろう、という内容だと思います。
そのように行動できない結局の理由は、与えた (give した) 後にすぐに見返りを期待したり、与えたその当人からの見返りを期待するから、変な損得勘定が働いて、与えることをためらってしまう事もあると思います。
その状況を改善するためには、自分が安心して与えることが出来る緩い繋がりのコミュニティーを形成し、短期の見返りを期待せずに与え続けることが結局は自分にとってもプラスになるのでしょう。見返りを求めるなら、コミュニティーのパイを大きくすることでの成果を期待し、与えた当人からの恩返しを期待しないのが面白いです。さらにそれもすぐに結果を期待せずに、長期の視点で何かが帰ってくればいいくらいの気持ちで気長に行動するのがいいのでしょうね。
結局はみんなの幸せを考えることが出来る「いい人」が、長期の視点ではうまくいくというのは、なんとなく分かる気がします。自分もそうなりたいな、と思いました。
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