#1029 サイエンスのインプットが足りていません!

最近、論文執筆と仕事でやるべきことが沢山あり、科学的な情報の十分なインプットの時間がとれていません。
その為、今の成果は昔のインプットした貯金から生み出している状況ですが、最近少しネタ切れ感を感じています。この状況はマズいと感じていて、サイエンス面でのインプットの必要性をひしひしと感じます。
どんなに頑張ったところで研究者一人ひとりの進歩は非常に小さいもので、当然の事ながら自分の進歩も極わずかしかありません。ですが世の中には多くの研究者がいて、皆がその進歩をシェアするため、莫大な情報が体系的に蓄積されることになります。これまで科学はそのようにして大きく進歩してきたわけで、自分達が高校で当たり前のように学んだ力学だってニュートンらが生涯をかけて突き詰めていった仕事があってこそなわけです。
そういう科学の性質を考えると、インプットをしないということは科学の進歩のルールに反することになります。Google スカラーのトップページにある「巨人の肩の上に立つ」という言葉は、先人の積み重ねたもの基づいて自身が発見することです。
つまりインプットの目的は自分が必要とする知識を得るためのではなく、何が既知で何が未知なのかを明確に区別することも大きな目的です。自分の限られたリソースをムダにしないために、既知の事柄にはインプットにより既知の情報を使って理論構築を行い、それがまだなされていない未知の領域にのみリソースを集中投下することで始めて他者に先んじた新しい発見につながるはずです。
だから自分がどこで戦い何に取り組むかを決める際にも、さらにどれをどのように実施していくかにおいても、インプットはとてつもなく大事です。最近、時間がないことを理由に殆どインプットの時間を取れていなかったことを深く反省しています。もちろん論文を書くなどアウトプットの時間を確実に確保することの方が優先順位は高いのですが、それでもインプットの時間を未来の投資だと位置づけて活動をしていきます。

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