今日は東京出張に合わせてセミナー関連の集まりに参加して来ました。多くの貴重なご縁をいただき本当に感謝しています。この会ではアメージング(!)な出来事や心に刺さりまくるお話が多数ありました(あり過ぎて全部は書ききれません!)
なかでも印象的だったのは、出版プロデューサー吉田秀次さんに頂いた「あなたにしかできない出版を実現するための 100 のリスト」です。自分は本を出せるなんて全く思っておらず、それよりむしろ早く論文を書けって話なのですが(汗)、自分が大いに刺激を受けたのは出版のお話そのものよりも『お仕事のエッセンスを言語化して 100 のリストに濃縮されている』という事実です!
見せていただいた 100 のリストの一つ一つには、その背景や意味、そして具体個別のエピソードなどが紐付いているので、このリストは出版を目指す人達にとっての教科書の目次ような役割を果たすのだと想像しています。
ご自身の経験を振り返りながら更に自分を深堀りしてリストを作成され、さらに他者の目を経ることでリストを進化させておられるとのことです。このプロセスは自分の経験やスキルの棚卸し、メタ認知のプロセスであり、成功に再現性を生み出す非常に価値のある活動なのだと思います。吉田さんによると、このリストの作成には長い時間がかかるが、各自が自分用のリストを作ってみることを強く勧める、とのことでした。
とは言え、自分には100のリストを作成する経験も、作成する時間を捻出することも難しいな~、と半ば諦めてかけていました。
しかし、今さっき気づいたのですが、自分にはこのブログの過去ログがあります。自分は論文を書く生活をしているために(悪い意味で)世間からは目を背け、このブログを通じて自分自身との対話を続けてきました。そのため、このブログの主題は自分の成長の軌跡であり、その過程で生まれるほんの僅かな成功と圧倒的大多数の失敗の記録です(笑)。つまり、自分の事だけを1000 日以上書いてきました。
自分自身の教科書を編纂するという意味では、自分が長い間書いてきたものを読み返して整理するというプロセスがそろそろ必要なのだと思います(とっても恥ずかしくて嫌なのですが汗)。『創薬研究者として大切にしたい 100 のリスト(仮称)』なるものの作成に向けて、まずは仮のリスト作成とネタ収集のための過去ログの読み返しを初めてみたいと思います!
吉田さん、本日は貴重なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。出版に興味のある方は是非コチラを御覧ください!