挑戦をしての失敗であれば誰も非難しないので #1173

会社である重要な研究プロジェクトを一緒に担当している後輩とリスク管理について話をする機会がありました。その後輩は新しい研究の実験計画の立案を初めて任されていて、一生懸命に考えています。その後輩はとても優秀で仕事も的確で早いのですが、今回に限ってはなかなかその実験計画が出来上がって来ません。

そこで心配に思って話を聞いてみると、「もしもAが上手く行かなかったらどうしよう」とか「もしもBが予想外の結果だったらどうしよう」と様々なリスクを想定しては、それらに対して不安に思い、どの実験をしていくかについての決断を下せずにいたようでした。

リスクの評価はもちろん大切ですが、それらを分析した後にはどのような戦略で進めるかの決断をいずれは行わなくてはなりません。その決断を出来ずにズルズルと先延ばしにしている事自体がマイナスに働くこともあります。リスクを評価して怖がっているだけでは評価する意味がありません。

そして、当たり前のことですがリスクの分析をした後には、それらに対してどのように備えるかを考えなくてはなりません。そしてどの段階で適切なチェックポイントを設定できるかが戦略上大切なのだと思います。例えば、ある実験が予想通りの結果になる確率がどれくらいと想定するのか、その結果が確定するのがどのタイミングか、もしも上手く行かなかった場合のバックアップをどのタイミングまでにどの程度準備しておくか、などなどを事前にお客様を含む関係者と共有して納得して頂けていれば、決断に迷うことは減るのではないかと思います。

リスクを考える事はもちろん大切ですが、そのリスクが現実となったことばかりを考えてしまうと戦略が無難で保守的なものになりすぎてしまうことは残念に思います。正しくリスク分析して、適切なバックアッププランが準備出来ていれば、自分のアイデアを信じてどんどん挑戦すべきだと思います。むしろそのためのリスク分析であり、もし自分のアイデアが失敗しても、適切に備えてありさえすれば、挑戦しての失敗であれば非難されることは少ないでしょう、多分。。。(汗)

と優秀な後輩に対して偉そうな事を語りつつも、リスクを恐れて守りに入ってばかりいる自分に対して反省の意味を込めて書いてみました。変化の激しい時代ですので、リスクを恐れて挑戦が出来ないのが一番のリスクであることは間違いありません。リスク管理をしっかりとした上で自分を信じてどんどんと挑戦をしていきたいと思います。

 

 


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