他部門の目標を理解することの重要性 #1187

先日、自分と同じ部門に属するグループの今年度の年間計画と目標の発表会がありました。これまでは自分のグループの目標を聞くことはあってもあまり他部門のことを聞く機会がなかったのですが、非常に多くの学びがありました。残念ながら具体的なことについてはもちろん書けないのですが、強く感じたことは自分とビジネスをする他者の目標を理解しておくことは、自分のお客様を見つける意味でも自分がお客さんになる場合において非常に大切だと思います。

まず一つ目に、他者が何を欲しているのか、そしてどの方向に向かおうとしているのかが明確に理解することが重要であると思っています。モノやサービスを提供することの難しさは誰が何を欲しているか、つまりどこに自分のお客様がいるのかが分からないことです。さらにそれが分かっても、そのお客様に認知して頂き興味をもって頂かないないことには始まりません。だからマーケティンが必要で、広告も必要です。ですが、同じ社内であれば、今回のように目標発表の場があるので誰が何を欲しているかの概要をおおよそはつかむことができ、しかも社内であればメールアドレスも簡単に手に入ります!

彼ら・彼女らの目標達成をサポートする様な価値を自分が提供できるのであれば、win-win の関係を構築することが容易になると思います。このようにして社内にいる自分のお客様の成功をサポートすることで、自分の仕事の幅を広げていけるのではないかと思います。

二つ目にこのような発表は自部門はもちろん他部門の上位方針を知ることが出来るという価値があると思います。自分の直接お客様である担当者がやりたがっている仕事であっても、それがその部門の上位方針と合致しているかを確認しておくべきだと思います。もしそれが上位方針と乖離していれば、その仕事は直接のお客様を喜ばせることが出来たとしても、長期的な観点からは上手くはいかないでしょう。反対に担当者は渋っている案件でも、上位方針と合致していればその担当者の上(課長, etc.)を口説きにかかることだって可能かもしれません。

三つ目は予期せぬ情報こそがイノベーションの種になるからです。イノベーションは突飛な発想だけから生まれてくるのではなく、既存のアイデアの新規な組み合わせでも十分に生み出す事ができると思います。このような他者・他部門が来年度実施することは基本的にその部門の強みを活かして実施することであるため、掛けあわせが成功した時のインパクトは非常に大きくなると思っています。

と少し長くなりましたので、もうこれくらいで止めますが、これらの情報は自分のビジネスプランを考える上で必須だと思います。今後も社内の情報発信の場に出ることを億劫がらずに、情報を集めて、結果として活躍の場を広げていきたいと思います。


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