自分は『人生にはウルトラCはない』と考えているので、自分の未来はこれまでの行動の延長線上にしかないと思っています。より厳密に言うと、予期せぬ出来事により延長線上より下に落ちることはあっても、延長線より上にあがることはあり得ないと思っています。
では、今の延長線上で良いのかどうかを考えてみた時、もしも良いのであれば、昨日までの行動を今後も続けていけば自分の望む未来が手に入るのでしょう。しかし、もしも今の延長線上ではダメだということであれば、少しずつで良いので昨日までの行動とは何かを変えないといけません。じゃあ『いつ変えるんだ』と言われると、今日、今すぐ、変えてみるのが良いのだと思います。
人生にウルトラCは無いので、人間はそんなに急に大きくは変われません。習慣は良いものも悪いものも(ほとんどは悪いほう)含めて、身に付いているからです。だからこそ、少しずつ変えてみることを面倒くさがってはダメだのだと思います。ちょっとずつしか変われないのであれば、その限界に合わせてちょっとずつ変わっていけば良いわけです。無理して大きく変えなくてはいけないと思っていること自体が思考のバグなのかもしれないです。
そう考えると、未来を変えることの行動目標が一気に下がるように思います。大きく変えなければいけないと大仰に思っているから大変なのであって、ちょこっと変えれば良いのであれば、何だって出来るし、いつでも出来ます。そこに合理性なんて無くても良くて、意図して偶然の出会いを期待するのでも良いのだと思います。
最も簡単なやり方は、単に『昨日までの行動とは違うことをしてみよう』というものです。放送作家の小山薫堂さんはこれを『神様にフェイントをかける』と表現されていたように思います。毎日の決まった行動を見ている神様が予想外でびっくりするようないつもと違う行動(=フェイントをかける)を意図してとってみようということです。これは『一つ前の駅で降りてみる』とか『いつもとは違う道を通ってみる』とかでも良いのだと思います。この時に偶然を期待しつつも、そこに意図や仮説を持って偶然の出会いを作り出すことをどこかで期待しておくのが良いと思います。
意図して昨日までとは違う行動を取ることで異なる結果が出てくることが期待されますが、出た結果に基づいて次の行動を考える事こそが未来を良くするためのPDCAサイクルを回すことだと思います。これにより自分の未来を変えていく行動の最適解に近づける可能性があると信じています。堅苦しく考えずに、まずは行動を変えてみるということを生活の中に散りばめ、変化を楽しみたいと思います!