視点を変える質問で組織のことを考える #1250

今日は自分よりも3階級(?)上の職位のシニアマネージャーと面談をしていただきました。面談は定期的におこなって頂いており、キャリア、成長、当面業績や戦略課題の達成、等について、親身に相談に乗って頂いており、とても有り難く思っています。

そのマネージャーに対しては本音の議論が出来るため、今の組織における振る舞い方はもちろんのこと、今の組織や今の会社を辞めることになったらどうするのか、など際どい事を含めて、色々とアドバイスを頂いています。

最近では、自分への課題として『今の組織を強くしていくためには、どうしたら良いか?』というお題を頂いています。もちろんマネージャーは、自分に良い答えを期待されているわけでは決してなく、自分に対する『もっと組織のことを考えて行動しろよ!』というメッセージだと受け取っています。。。

もちろん自分としてもこの組織を良くしていきたいとは思うものの、自分は管理職ではないので(組合員なので)、権限が小さく何かをやるにしても現実味はあまりなく、また組織と心中しないといけない義理もない (笑) ので、あまり『組織中心に』深くは考えることは有りませんでした。

いや、考えるのですが、そのうちに『この組織』の事からだんだんと逸れ始め、『じゃあ、そういう厳しい環境下で自分が如何に生き延びていくか』という『自分』の課題へと議論をすり替えるきらいがありました。その為、何かの提言を出しても、どこか外部の人間が、外野からヤジを飛ばしているような、部外者感のある(責任感の無い)ものになっていたと思います。

そんな『自分』中心の答えを繰り返していたら、そのマネージャーから別の質問を頂きました。それは『もしも自分がこの組織のシニアマネージャーになって、部下20人を与えられたら、どういう新規事業戦略を立てて、この組織の未来の課題にアプローチしていくか』というものです。この瞬間に、自分の中でスイッチが入ったというか、マネージャーという新しい視点を意識して考えることが出来るようになりました(実際は相変わらず平社員なんですけどね笑)。そして同時に、マネージャーであるなら沈む船から自分だけ逃げるということはあり得ないという意味で、『自分中心の答え』を完全に封じられました (汗)。

こういうのを視点を変えてくれる質問というのでしょうね。それ以来、見える景色が少しだけ変わったように思いますし、結果として、自分のことや自分のチームのことだけではなく、もっと大きな視点で組織について考えるようになりました。とはいえ、まだ考え始めたばかりで、マネージャーからの質問に対して納得のいく答えは見出だせていません。この質問を考えることを通じて、組織に貢献できるような提言をなんとか作りあげたいと思います、頑張ります!


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