最近ずっと、重要度の高い大切な仕事を先送りしていした。もちろん頭の中では、先送りしてはダメなことは分かっており、先送りした結果どのような結末になってしまうのかも分かっています。ですが、つい『明日でいいや』という気になってしまっていました。これまで、その先送りを精神的にどのように撃退するかに関して、色々と書いてきましたが、実務的な面でのティップスを今日は考えてみたいと思います。
まず実際のアクションアイテムの実行は先送りになってしまったとしても、アクションプランの設計だけは先手で行い、その仕事の全体像を明らかにしておくことは必須だと思います。何をどの程度のリソースや期間で対応すべきなのかが分かっていないと、後からアクションを実行しようとするときに期日に間に合わないとか、そもそもリソースが足りずに実行できないとか、本当に取り返しの付かないことになってしまいます、ぶるぶる・・・。
なので、たとえ先送りをする場合でも、まだ取り返しのつく段階であることは把握しておかねばなりません。そしてその際に全体像をイメージしたら、次は各論をイメージしていきますが、ここで自分以外の人にお願いする段取りがあるのかどうかだけは、明らかにしておく必要があります。自分の先送りは徹夜でも休日出勤ででもいくらでも取り戻せますが、自分以外に対してそれを要求することは絶対にできません。だから自分以外の方にお願いすることだけでも、先手先手で仕掛けておかねばなりません。
同時にこの時点のイメージの具体化で、自分はどこが得意か、苦手なのかが、大体明らかになります。その時点でちょっと我慢して、苦手なことをイメージして苦手なことを更に具体化・細分化することから逃げずにむきあうことで、実はタスクの大部分はそれほど苦手ではないことに気付くでしょう。
この『漠然とした苦手意識』というものを持ちがちなのですが、要はそれを言語化してやることで、その苦手意識の理由や原因が分かり、その対処方法まで比較的簡単に落としこむことが出来るでしょう。このように大きな課題を言語化により小さな行動や作業にまで分解し、苦手部分のみを抽出して苦手の原因を分析し、それに対して対策を講じることができれば、先送りは大きく減らすことが出来ると気付きました。
冒頭に書いた先送りしていた仕事にも、とにかくアクションプランの設計だけは先手で実施することで取り組みましたが、苦手な部分は時間がかかり面倒くさい、という理由で先送りしていたことに気づきました。ですので、面倒な作業を効率化する方法や一部をアウトソースする方法を考え、さらに苦手な部分に取り組む時間を天引きで設定することでなんとか対応が進んでいます。このように先送りしている仕事でもアクションプランを設定することで真っ向から向き合い理詰めで解きほぐしていくことで、苦手意識を払拭していきたいと思います!