以前より会社が主催するコミュニケーションのセミナーに参加しています。自分はコミュニケーションに対して、非常に苦手意識を持っています。というか、コミュニケーションに関して深く突き詰めて考えたり学んだりしたことはなく、我流でやっているというのが本当ところです。そのためいつまでたっても苦手意識をもったままで、いつも出たとこ勝負を繰り返して、失敗しています。そんな自分を変えようと思い、申し込んだコミュニケーションセミナーですが、何故か『アドバイスコース』にエンロールされてしまい、クラスのレベルの高さに苦しんでいます (汗)。
このコースでは『コミュニケーションを通じてリーダーシップを発揮するためにはどうしたら良いのか』みたいな本質的な問いを立てて、そのための要素を1つずつ考えていこうという流れになっています。その要素とは、『信用や信頼を得るためにはどうしたらいいか』とか『信用と信頼の違いとはないか』とか『ネットワークを拡大していくためにはどうしたら良いか』といったこちらも重い課題です。これらの要素を身に付け実践するためには、小手先の技術などでは対応出来ないことは自明です。
例えば、『信用を勝ち得ていくためにはどうしたら良いか』を考えた際に、セミナーでは『信用の3C』ということで、Confidence (自信)、Competency(実力)、Consistency(一貫性)が大切だとのことです。確かにこれは納得です。では、Confidence (自信)を示すには、態度、姿勢、実績が大切で、Competency(実力)を示すには知識、情報、業務遂行の基礎能力と専門性、経験も大切です、Consistency(一貫性)を示すには、言葉と行動の一貫性、忍耐力、etc. etc. が大切ですよ。じゃあ、次に行きましょう、と、いうことで講義は先に流れてしまいました。
いやいや、ちょっと待って。この信用を一つとっても、言わば全人格的な能力が必要であることが分かります。というか、そりゃ〜コミュニケーションって難しいわけだ。おそらくセミナーの先生もこのように概略や構造を一通り教えただけで出来るようになるなんて思ってもいないでしょうし、自分だってそうは思ってはいません。
ただ、これまでコミュニケーションが苦手であるという漠然とした状態であったのが、『効果的なコミュニケーションの前提として信用と信頼が必要あり、そのためには自信・実力・一貫性を示していくべきなのだ』ということが自分の中で意識され始めるように変わりました。この言語化が自分の中のでアンテナになり、自分がそのような行動をとれているか少しずつ気にして反省するようになっては来ています(全然、実行できていないのですが・・・汗)。最初に書いたとおり、コミュニケーション上達は困難で長い道のりであると思うのですが、だからといって諦めたらそこで終わってしまうため、少しずつ出来る範囲から頑張ってみたいと思います!