長期視点かつ具体的過ぎる時間感覚が大切 #1330

先日、社内のエグゼクティブの講演会に参加してきました。その方は講義の中で何度も自分への投資の重要性を話しておられました。自分としても、もっと頑張らんと駄目だなとは思っていたのですが、その方は『自己投資は投資である』という趣旨を繰り返し伝えられていました。つまり、自分にとって大切な時間またはお金を使って何かを身に付けようとするわけだから、投入するリソースに対して大きなリターンが得られるほど、投資が成功したと考えられるわけです。英語でもなんでも、ダラダラと時間をかけてやっていては投資効果としては良くありません。

この際に、時間軸をどのように捉えるかが大切なのだ、とのことです。3年で何か (例えば英語) を少なくともビジネスでは困らないレベルにもっていくと考えた時に、漠然と3年と考えているだけではあっという間に時間だけが過ぎていくのでしょう。というのは、3年という時間は長期視点としては良いのですが、時間感覚はあまりにも漠然としていて、実感としてどれぐらいの残り時間であるのかが掴みにくいことが問題だとのことです。

個人的な感覚にはなってしまうのですが、確かに『3年と言うよりは36ヶ月』『36ヶ月というより1095日』『1095日というより、一日2時間を投入すると考えて2190時間投資できる』と考えていたほうが自分の場合は臨場感がわき、残された時間を考えると切迫感さえ生まれてきます。加えて、まだ3年あると考えているのと、2000 時間を確保するためには、一日2時間自分の時間を毎日天引きしないといけないと考えるのとでは、自分の行動の優先順位や時間の使い方さえ変わってくるはずです。

2000時間といえば、それはとてつもなく大きくまとまった時間です。ネットを調べてみると、税理士の資格をとるのに必要な『標準勉強時間』は短い人で2500時間、公認会計士は短い人で3000時間と言うくらいのようです (あくまで短い人の場合なので実際はもっと必要なようですが)。国家資格も取れるようなこの時間を何に投資すべきか (本当に英語で良いのか) は考えてみたいと思います。

以前にも書いたのですが、その道の一流になるためには1万時間が必要とのことです。1万時間は2時間を毎日確保したとしても15年です、長い(汗)。しかし『一流』とは、それぐらいの代償を払って手に入れるものなのでしょうね。確かに1万時間は簡単ではないかもしれませんが、1万時間の途中には2000時間があります(当たり前)。1万時間と言われると気後れしてしまいますが、2000時間 (毎日2時間を3年) であれば、まだなんとか頑張れそうですね!


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