お客様からマイナスのご感想は直接頂けない

今日は久しぶりに髪を切りに行ってきました。以前に自らコミットした目標が達成出来ずにボウズになって以来、自分に合った新しい美容師さんを探す目的で、特定の美容院には行かず毎回違うお店に飛び入りで行っています。このように毎回違う経験をすることで、色々な発見があります。

今回行ったお店で面白かったのは、美容師さん給与は固定給部分はなくフルコミッションで、指名料と技術料の何割かがお給料になるとのことでした(ひょんなことから、こんな話題になりまして笑)。美容師さんによると、このような給与形態のお店はそれほどは多くないということですが、稼げる人はしっかり稼げる、子育てなどの事情で時間を区切って働きたい美容師さんにはありがたい、稼げる人とそうではない人との差が非常に大きくそれは固定のお客様からの指名料を貰えるかが大きい、との事でした。厳しい世界のようです。

で、本題です。今回切ってくださった美容師さんは若い方で非常に一生懸命に頑張っていて、かつ自分の際どい質問にも丁寧に答えて教えてくださったりと、とても『いい人』でした。しかし残念ながら、プロとして次も仕事を頼みたい(=また髪を切ってほしい)と思う方ではありませんでした。お客様が何を望んでいるかのコミュニケーションもそれほど得意ではなさそうで、また実際の髪を切る技術も『?』というレベル感で『段々になっている』という美容師では初めての体験も出来ました (笑)。

今日の美容師さんはとても人の良い方でかつ頑張っておられるので、次回お店に行った時に指名したいのは山々ですが、でもまた段々カットになってしまうかもと思うと、おそらく次回お願いすることは無いでしょう。一生懸命に対応してもらいましたし、『気になるところは無いですか?』とは聞いてもらったのですが、お客さんの方から『コミュニケーションが取れてませんよね』とか『カット技術がまだまだですね』とは決して言わない・言えないと思います。本来はお伝えしたほうがご本人のためなのですが、自分が言いにくいことをわざわざ伝えるその義理はないのかなとも思ってしまいます。ただ今回の自分のようにお客さんが『サッといなくなる』という状態なのかもしれません。

と、偉そうに上から目線で語ってしまいましたが、肝心なのは『じゃあ、自分は大丈夫か?』ということです。お客様は口頭では『ありがとう』とか『満足です』とか言ってくれているかもしれませんが、実は心の中ではどう思っているかは本当は分からないものだと思います。否定的なご感想を下さるのは、本当に自分の為を思ってくれるお客様か身内くらいしかいないことを理解しておくべきでしょう。だから否定的なご感想を頂いていないことに慢心することなく、自分はお客様を満足させることができているのかどうかを常に問いたいと思います。


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