苦しい時にこそカッコ悪い自分とカッコいい自分の両方に出会える

今日はフルマラソンを走ってきました。実はここのところ練習不足な上、先週ハーフマラソンを走ったばかりで足の張りが抜けず、さらに今週は仕事が立て込んで慢性的な睡眠不足が続く、という非常に厳しいコンディションでした。しかも昨日は終日セミナーで、頭も体もヘロヘロになっており、こんな状態でフルマラソンなんて絶対に走りたくない、というのが正直な感想でした。

ですので、前日のセミナーをサボってフルの準備をしようとか、今日のフルマラソンを回避しようかとか、そういう逃げの姿勢が出始めて、金曜の夜まで全然準備もしていませんでした。しかし、まったく万全の状態ではない時に自分がどこまで頑張れるのかを試してみると決心し、思い切って出場してみることにしました。

前回の初めてのフルマラソンはそこそこ準備が出来たのでサブ4(4時間以内)を目指しました(結果として、4時間6分だったのですが汗)。しかし今回はそんなことを言ってられるコンディションではないため、まずは完走を目指しさらにキロ6分でリラックスして走った時に、後半にも失速せずに走りきれるかを試してみることにしました。一見、コンサバティブな目標にも思えますが、キロ6分でずっと走り続けることが出来れば、ゴール時には4時間13分です。前回の記録を考えるとそんなに悪くないです。

まあ、そんなこんなで走り始めたのですが、体の重さや足の張りを感じ始めると、『やっぱり駄目かもしれない』とか『辛いから頑張るのをやめようかな』とか、そんな思いも生まれてきました。しかし、そんな時に沿道の人のメッセージボードを見て、はっとさせられました。『苦しい時にこそカッコ悪い自分とカッコいい自分の両方に出会える!』という言葉が自分の目に飛び込んできました。

カッコ悪い自分とは、苦しい状況に立ち向かわずに、出来ない言い訳を探しているまさに今の自分の状態だと気付き、本当に恥ずかしく思いました。じゃあ、カッコイイ自分とは?それは、その苦しい状況に立ち向かって、自分に出来る範囲のことを頑張る自分だと気が付きました。そんな言葉をかけられたら、悔しくて『なにくそ!』と燃えるしかありません。自分に出来るだけの頑張りを見せてやろうと決心しました。まあ、マラソンなんて趣味でやっていることなので、いつも万全で試合に臨めるわけではなく、ベストではないという状況は普通の事のはずです。もっと言えば、仕事だって何だって必ずしも最高の準備ができるわけではなく、そんな調子が万全では無い時にどれだけ粘れるかの紙一重の差が、大きな結果の差を生み出すはずだと思います。

と偉そうに書きましたが、足の張りと僅かな痙攣と体中のあちこちの痛みを感じる度に、何度も心が折れそうになりながらも、沿道の方やスタッフの皆様の温かい応援に支えられながら、必死に腕を振り、遥か遠い遠いゴールを目指しました。その結果・・・。10km 1時間13秒、20km  2時間1秒、30km 2時間29分、40km 3時間59分、ゴール 4時間12分33秒でした。

ということで、決して褒められた数字ではないですが、目標のキロ6分は何とか達成できました。こんな数字ではカッコイイ自分と出会えたなんて口が裂けても言えないですが、少なくともそこに向かって挑戦した自分は褒めたいと思います。色々な困難はあったのですが、自分にできる範囲のことが出来たという意味では良かったと思います。とはいえ、次のレース(秋から冬?)こそサブ4を楽勝で達成したいと思います、次こそ、頑張ります!!


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です