シダトレンによるスギ花粉症治療の途中経過 (1)

スギ花粉症アレルギーの舌下免疫療法「シダトレン」を始めてから、今日で53日目になります。開始してから今日まで、1日も忘れることなく服薬を毎日継続できてることは(当たり前とはいえ)少し誇らしく思います (笑)。何度か忘れそうになったこともあったけれども、ここにきてやっと習慣ができたような実感があります。

思い立ったが吉日の花粉症対策

シダトレンはスギ花粉を原料としたエキスです。これを舌下に投与する減感作療法薬であり、従来から行われてきた皮下注射による減感作療法と比べ、注射による痛みもなく自宅で治療ができるのが特徴、とのことです。(鳥居薬品のHPから抜粋・一部改変です。詳細はこちらから)

減感作療法(アレルゲン免疫療法)とは、アレルギー疾患の原因となるアレルゲンを投与し、アレルゲンに対する過敏性を減少させる治療法です。漆職人の子供は、職人になるために漆へのアレルギー反応を抑える事を目的として、少量の漆を小さい時から舐めさせられる、という話がありますが、これと同じ原理です。そのため継続的な対応が必要で、治療まで年単位の期間が必要だということです。

実際には、スギ花粉を含む少し甘い液を口に入れ、2分間舌下で保持し、時間になれば飲み込みだけです。今のところ、なんの副作用もありませんが、効果に関しても変化の兆しはありません (スギ花粉が飛んでないから当然ですが)。本当に効いているのか不安にもなりますが。。。

このように、治療自体は(注射などとは異なり)非常に手軽で簡単なのは良いことですが、ネガティブな点お少し書いておきたいと思います。まず、上に書いた通り、変化が見えないのがやりがいの無さに繋がっており、いまいち気持ちが盛り上がらないのは良くないですね。成果が目に見えればまた違ってくるのかもしれません。血液検査でもしてみれば、抗体が減っているなどの変化が見れるかもしれませんが、採血は嫌だし5000円もかかるのでやってませんが。治療を続けて花粉の季節になった時、効果が実感できればまたやる気も出てくるのかもしれません。

自分としては服薬を習慣化するということで、ヤル気などか無くても継続できるように対応していますが、上記の理由で治療から途中で脱落してしまう患者さんも一定数いらっしゃるのではないかと思います。ここをケアしてくれる仕組み、たとえばアプリなどがあれば、もっと気持ちも盛り上がるかもしれません(毎日続けたら、ポケモンが貰えるとか?笑)。なんとかなりませんかね?。って書いていたら、ずいぶん長くなったのでまた明日に続けます。


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