長かったゴールを前にして今感じていること

以前に提出した学位論文に関して、審査会では審査員の先生方からいくつかの点に関して「修正した方が良い」とのアドバイスを受けました。各方面の専門家の先生方からのご指摘は非常に有意義で有り難いたいものです。自分の考え違いや説明の不十分さにたくさん気づくことができました。

ということで、今日は終日、博士論文の審査会での指摘事項の修正を行いました。訂正した論文の最終的な提出は明日の午前10時までです。そのため論文を訂正するのは今回で最後であり、誤字脱字やうっかりミス等が無いかも含めて徹底的に見直しを行いました。

提出の最終段階に近づくにつれ、ミスや間違いはどんどん減ってきます。そのため時間をかける割に段々と出来ることが減ってきて、なんだか時間を無駄にしている感じがします。もちろん「修正することがない」とは「真の完成」を意味していますが、そんな事は絶対にありえません。どんなに素晴らしいと思えた最終稿も、後から見返せば必ず納得できないところが存在します。自分が尊敬する海外の研究者も「原稿は永遠に完成しない」とよく口にしていました。

そのため、間違いが見当たらず完成に近付きつつあると実感できても、「これで完成だ!」とチェック作業を終える気にはなれません。とはいえ、明日の提出までの時間は刻一刻と近づいてるわけですから、どこかで終わりに(諦める事に)なるのでしょう。なんだか寂しいような、嬉しいような (笑)、複雑な感じがします。

何度も書いてることですが、2012年から学位の取得に本気で取り組み始めました。途中には、本当に学位が取れるのだろうか?とか、いつになったらこの作業は終わるのだろう?とか思ったこともありました(過去のブログを見てみるとそんな記事ばかりですね 笑)。もちろん最近(ここ1年半くらい?)は学位が取れる目処がついて、あとは作業を頑張るだけの状態でした。だからいつかは終わる日が来ることは分かってはいたのですが、本当に終わりが来るのを実感としては意識できていませんでした。

しかし泣いても笑っても、本当に明日の朝10時で全ての作業が終わります。終わってしまう寂しさ1%、まだやり残した事があるんじゃないかという不安が9%、終えることができる嬉しさ90%ですかね。全てが終わる明日10時を前にして妙にセンチメンタルになってるだけかもしれませんが (笑)、なんか変な感じです。。。

今回、自分が次への教訓として心に留めておきたいのは「どんなに遠くに見えたゴールであっても、正しい方向に進み続けていれば必ずゴールにたどり着くことができる。」ということでしょうか。これは自分が次に何かを始める時や途中でくじけそうになった時に、きっと自分を支えてくれると思います。こうやって文章にしてしまうと(自分の文才がないせいで汗)安っぽくなってしまいましたが、少なくとも自分の中では確固たる信念としてそのように思うことが出来ています。と、書いていたらホントにセンチメンタルになってきたのでもう止めます (笑)。これが本当に最後のラストスパートです、明日の10時まで頑張ります!!!


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