いろいろあって、カーネギーの「人を動かす」を読み直しています。これはとても素晴らしい本で、読むたびに学びがあります。この本の通りに行動できれば、必ず人生は好転すると信じています。
と、読み直すといえばなんだか良さげなですが、そもそもこれは良くないことなんです。言ってしまえば何回読んでも理解出来ていないとか、読んだ気になって全く理解できてないとか、分かってはいるけど行動できていない、という証明ですからね (汗)。 そもそも、この本はこれまで何度読んだことでしょうか。おそらく通しでは4回、部分的にはもっと読んでいます。学びの定着率をもっと高めなければいけませんね。
とは思うものの、一方では数回読んだだけで身につくはずもないと思っています。自分が勝手に師と仰ぐ鮒谷周史さんは「人を動かすを10回くらいは繰り返しは読むと人生は変わる」と仰っていたのを思い出します。まぁ10回というのは「行動に落ちてくるまで繰り返し」ということの比喩だと思うのですが、数回読んだだけでは全然変わらないのは当たり前かもしれませんね。学びを行動にそして成果につなげるためには、書いてあることが自分の信念となるまで繰り返し刷り込まないとダメでしょう。
ということで、10回を目指して(!)読み返していますが、学びを更に定着させるために気付きなどをここにも書いておきたいと思います。 まず第1章には人を動かす原則として「批判も非難もしない。苦情もいわない」とあります。生活の中では他人が自分の思うように動いてくれずに、非難をしたり批判をしたくなることは沢山あります。しかしこの章にある通り、殺人者も政治犯もマフィアのドンでさえも、自分のやってることを正当化するものだということです。彼らは「自分はああする以外に術はなかった」だとか「自分のことを周囲は分かってくれない」だとか言ったそうですが、そう言えば自分も良く同じ事を言っています (汗)。
つまり「批判しても非難しても他人にはあまり響かない」という事ですね。だから批判や非難で自分の気を紛らわせたり、非難により他人を変えようとすることは愚かなことです。本書にもある通り、
およそ人を扱う場合には、相手を論理の動物だと思ってはならない。相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、自尊心と虚栄心によって行動するということをよく心得ておかなければならない
とは、まさにその通りだと思います。非難により他人を変えようとするのではなく、自分を変えようとすることの方が余程うまく行きます。だいたい人を非難することは誰でもできますし、みんなやっていることです。だからこそ自分はそれをやめて他者に理解を示せる人になりたいものです(まだまだ長い修行の道程の途中ですが汗)。なかなかすぐには出来ることではないですが、少しずつ頑張りたいと思います!!