広大な中間地帯に好意を寄せて頂く

以前にも書いたとおり、最近「田中角栄研究」にハマっています。というより、田中角栄元首相の秘書であった早坂茂三さんの本が超絶面白くて、どんどんのめり込んでいってるというのが本当のところです。ご存知の通り田中角栄元首相は毀誉褒貶の激しい方でその評価も分かれますが、日中国交正常化を始めとして数々の政治的な貢献があった事は間違いありません。早坂茂三さんの本によると田中元首相は新潟の田舎の小学校卒ながら総理大臣にまで上り詰めることが出来たのは何故かといえば、その圧倒的な記憶力、実務能力、決断力に加えて、彼の人を惹き付ける人柄も大きなな要因だったとのことです。

例えばロッキード事件で逮捕された後も、田中派からは一人の離脱者も出なかったということは、その求心力や人心掌握術が優れていたことを一つには表しているのではないかと思います。「磁力」と表現できるような、相当な魅力や人間力があったのではないかと思います。

数々の面白いエピソードが本書でも紹介されているので、詳細に関しては是非読んでいただきたいのですが、自分が印象を受けた点を一つ取り上げるなら「味方を作るよりも敵を減らすことの大切さ」を説いていた点です。敵と味方の間には「広大な中間地帯」が存在し、何か大きな事をなそうとするならこのグレーゾーンの人たちの支持をいかに集めることができるかがポイントだと指摘しています。では、その広大なグレーゾーンを味方にするために必要なことは何かといえば、このグレーゾーンに対する「目配りと気配り」だと言っています。

これは本人の実務能力が高くなければ、「グレーゾーンまで気が回らない」となってしまうのが本当のところでしょう。もちろん資金力のあった田中派だから出来た事ではあるのでしょうが、政治の世界では(いろいろな批判はあるものの)資金力も実力のうちとも言えます。実務能力が高い → 目配り気配りができる→ グレーゾーンを味方にできる → 事をなす(選挙に勝つ)→ 資金力を得る → その後も勝ち続ける、という好循環を回せせるのか、それとも実務能力が無いため目配り気配りができず、以下略。の悪循環となるかは大きな違いだと思います。

このように書くと若干(露骨に?)いやらしく感じますが、「人を助けるには実力が必要だ」と自分は考えます。志は高く良い人だけど能力がなくて他者を助けられない人と、下心アリアリだけど能力があって「目配り気配り」が出来て他者を助けられる人のどちらを目指すべきでしょうか(もちろん両方できれば素晴らしい!笑)。色々な考えはあるでしょうが、自分は「目配り気配り」ができる人になりたいと思います。今は全然できてなくて恥ずかしいですが、目標は高く持ち、一方で着実にいま自分に出来ることに実行していきたいと思います。頑張ります!!!


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